葡萄のモチーフにはどのような意味が? 食べる手を一旦止めれば分かる?? 深く浸透してる?!

葡萄、最近は輸入品やハウス栽培があるので季節とは関係のないフルーツになっているようにも思います。そして人気の品種で売り場がほぼほぼ埋まってしまうのも目にしています。

けれど葡萄には沢山の種類があってそれぞれの味や香りを楽しまないのはもったいないでしょう。そして葡萄は思っているより古い歴史を持っているようです。

葡萄の絵を描いてみてといわれたら漢字の葡萄よりもスラスラ描けてしまうくらいに、フォルムも浸透していますね。

違う視点からみることでまたフルーツコーナーでの印象も変わります。モチーフに意味はあるのでしょうか? 葡萄には。いつでも使いたくなる理由を紐解きます。

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葡萄のモチーフにはどのような意味が? 意外と単純??

葡萄のモチーフ、ナニか意味があるのでしょうか。食べるだけではない葡萄の魅力はモチーフになった時にもそのまま受けついているのでしょうか。

葡萄のモチーフにはこのような意味があります。

立体的な葡萄♪ 色合いもステキです

子孫繁栄

葡萄の房には沢山の実がついています。茎を埋め尽くすようにびっしりとついている実は他の果物には見られないビジュアルです。

毎年毎年、沢山の実をつけることができる葡萄は代々続く様子がイメージできます。

葡萄の実は丸や楕円で描けます。逆三角形に並べて上に葉をつければシンプルな葡萄が出来上がり、そのまま製品に使えるモチーフは稀有な果物といえるでしょう。

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歴史とともにあるの? 今も途絶えないの??

葡萄をモチーフに使ったものにはお皿やアクセサリーなど色々あります。日常に使うものからお出かけのだめに使うものまで葡萄は様々なシーンで使われています。

実のなる様子が縁起の良い言葉になっていましたが葡萄のモチーフの意味は1つではありません。このような意味も持っています。

豊かな実り

葡萄は口にするために紀元前に栽培が始まりました。葡萄が実れば暮らしも豊かになります。生命をつないでいくのに葡萄はなくてはならない存在になっているのです。

葡萄は手にするだけで気持ちも満たしてくれる豊かな恵みを教えてくれます。

限定的なの? やっぱり実りが関係する??

葡萄が果物コーナーに並ぶのは8月の中旬から10月あたりというのが以前のイメージでした。秋の果物という印象がありました。現在は年間を通して果物コーナーに葡萄があります。

シーズンレスな時代の葡萄ですがモチーフや柄の場合は季節は関係するのでしょうか。

当たり前すぎて文様になんてならないの? そんなことはないから使ってほしい雀のお話はこちらで

陶磁器などの食器に葡萄が使われていると「秋の食卓に」というキャッチコピーが多くみられます。

葡萄だけがリアルに描かれていると使う季節は秋が相応しいようです。

我が家には葡萄の絵のカップ&ソーサーがありますが実よりも葉が大きく描かれていて、色もブルー一色なので季節を気にせず使っています。

お気に入りなら季節に関係なく使いたいのは誰もが思うところですね。秋じゃないけれど使っているのと問われたら「気に入ってるから」とサラッと返しておきましょう。

着物の柄の「葡萄」には注意が必要なようです。

写実的・写実風に葡萄が描かれている場合は秋に着てください。

本来の旬が分からない果物が多くなっていますが以前あった旬の時期を知るのは季節を感じるメンタルの一助にもなるはずです。

そんな歴史もあるの? 気分はエトランゼ??

葡萄が果物として日本に入ってきたのは平安時代という記録が残されています。けれど葡萄はモチーフとしてそれ以前に日本に入ってきていました。

正倉院には儀式に使う織物に葡萄が使われています。それは葡萄単独ではなく曲線で描かれた唐草とコラボしています。

葡萄唐草は季節に関係なく身に着けられる柄です。

江戸時代になって葡萄唐草に動物のりすが参戦した柄が中国から入ってきました。

こちらは葡萄栗鼠文と呼ばれ縁起の良い模様としてトレンドにもなりました。同じく季節に関係なく着用可能です。

葡萄はそのものを口にするよりもモチーフとして浸透するのが先になったようです。

当時はまだ葡萄は山野などで生育する自然のものだけです。キレイ目に描かれた丸い粒やその間を埋めるツルの曲線は異国情緒も感じられます。

おしゃれと縁起を兼ねたモチーフを皆が手にしたくなったのが納得できます。

食べる・飲むが最優先になってしまった葡萄。モチーフや柄、模様として残っているのはフォルムも大切にしていたことが伝わってきます。

葡萄の柄は歴史を受け継ぐように様々なものに使われています。日用品からフォーマルな留袖にも葡萄が描かれています。

葡萄のモチーフの意味は人生の門出にも贈りたい言葉でした。豊かさに裏打ちされた幸せを体現した葡萄でスタートすれば安心が作り出す心地よさを手にできるでしょう。

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