ナズナの花言葉はナニ? 草じゃない! 恋愛も季節も伝説も網羅しているの?!
ナズナ、2番手を担う植物です。春の七草ではセリの次に読み上げられますね。新しい年を迎えるために選ばれた植物ですが花としては決して派手な存在ではありません。
季節の行事食から判断したナズナと自然に咲く野の花のナズナとはイメージが違うようにも感じます。七草には欠かせない存在なのに花の咲く時期には忘れられてしまうようです。
素朴で飾り気のないビジュアルはマイナスポイントではありません。野に咲く花もそう思っているはず。
はしゃいだ時間を少し反省するために食べるだけではもったいないでしょう。これも知っておきましょう、花言葉。ナズナとともにポジティブな時間が過ごせるかもしれません。
ナズナの花言葉は? 野に咲く花はナニを語るの??
ナズナの花言葉。野に咲くナズナの花はナニを秘めているのでしょうか。地味で素朴な姿のナズナ。そのナズナの花言葉まずはコレからご紹介します。
ナズナを使った斬新メニュー♪
君を忘れない
うっかりすると雑草にカテゴライズされてしまうナズナ。注目されるのは年間でも1日だけと言っても過言ではない存在。
それでも小さな花に秘めた心の温度は低くないようです。
「別れたくない」を打ち明けるために無言でナズナを渡されたら誤解されてしまうのは仕方ないでしょう。でもそんな場面に出会ったらこの花言葉を思い出してください。
花の純粋な願いを真摯に受け止めましょう。
歴史にも登場! 教えてくれるの?
見過ごしてしまいそうなささやかな花。可憐と表現できますがそれはギリギリの思いやりでしょうか。それでもナズナは役目も担っています。その様子からつけられた花言葉はコレです。
春の訪れ
七草では2番目に呼ばれますが、誰ともなく野山に姿を見せるナズナはやっと冬が終わることを告げているのです。
ハウス栽培がなかった時代ナズナの早緑は春の来訪を教えてくれます。
7種がそろわないなら芽吹いたナズナとカブの葉の2種でおかゆを食べたという体験も古記録に残っているようです。
雑草などと呼ぶのははばかられる役割。季節の移り変わりを途切れることなく教えています。
庶民感覚それとも力関係? 花の真骨頂が!?
ナズナの花そのものを素直に表現した花言葉を2つご紹介しました。ナズナにはこの他にも視点を変えた花言葉があります。それはコレです。
私のすべてをささげます
決して花のイメージを裏切るような言葉ではありませんが前触れもなく言われたら引いてしまいそうな主語と述語です。
この花言葉には元になった言い伝えがあります。登場人物は既婚の羊飼いとそのパートナーです。
1日の仕事を終えて家に帰ると羊飼いは家人に財布を預ける慣習がありました。隠し事や無駄遣いは厳禁だったのでしょうか。
家人との信頼関係もしくは力関係がこの花言葉の元になったと想像できるでしょう。
ナズナの別名にペンペン草があります。これはハート形の実を三味線のバチに見立てたことでついた名前です。先ほどの羊飼いの財布はこのハート形を模していました。
神話や偉人伝に出てくる花もありますが、さすがナズナの花言葉は市民の日常にある暮らしの伝説から生まれました。
トップは譲りません♪1番最初に呼ばれる野の草は野菜売り場に並びます! セリの栄養はこちらでチェック!!
北半球の国々ならほとんどの地で生育しているナズナ。生活にすっかり馴染んでいる植物といえます。
そして「ささげるもの」は「モノ」だけではありません。普段から思っていることや感謝を「あなたに贈る」と解釈できるはずです。
立ち位置はカワイイ系なの? それは最強レベル??
国内で海外でも暮らしに根付いているナズナ。雑草の扱いになりがちなナズナですが七草のメンバーとしてその認知度は高めです。
ナズナの名前の由来は「撫でたい」可愛さがあるからと伝わっていますがこれに関する花言葉はありません。
7つの植物の中で厄落としを担っているようですがナズナの役目はそれだけではないようです。
ナズナ100gにはβ-カロテンが5200μg含まれています。ビタミンCは110mg。β-カロテンはセリの約.7倍、ビタミンCは約5.5倍含んでいます。
7つの中ではビタミン系は最強の含有量といえるでしょう。
雑草や小さめの花など野の花の仲間として花言葉もご紹介しましたがナズナはアブラナ科に属しています。大根やキャベツなど食卓に欠かせない野菜と同じグループに属しているのです。
七草以外にもナズナは食材として使えます。
ただし食用に適するのは茎が伸びる前の葉と新芽なので採取できる時期は限定的です。
花が咲いたナズナはハーブティーで飲めます。ナズナ茶とあまり聞きなれないかもしれませんがデトックス効果が期待できるようです。
優しいだけじゃない気持ちが伝わってくる花言葉をナズナは持っていました。実用の食材としても見逃せない存在です。
野に咲く花は散歩で出会う可能性も高いでしょう。立ち止まってナズナと向き合う時間を作ってみませんか。感じるのは春だけではないはず、この後の出会いが良いものであるのは間違いありません。
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