メタセコイアの紅葉の色は? 仰ぎ見るほどの大木が作る風景で感慨に浸ろう!!

メタセコイア、身近にありますか。定点観測をしているくらい日常の木になっていることも。1本でスクット立っている木もあれば何本も並んだ壮観な姿を見せてくれるメタセコイアもあります。

名前はエキゾチックな響きがありますね。直線で描ける木のラインは風景も異国情緒に変えてしまいます。街路樹にメタセコイアを選んでくれたことに感謝までしてしまいそうです。

脳内にも胸にも刻んで心のシンボリツリーとして思いつづけていることもあります。でもどんな存在の木なのでしょうか。色は? 紅葉のメタセコイアから木の真実を探りましょう。

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メタセコイアの紅葉の色は? ところでどんな木??

メタセコイアの紅葉の色。メタセコイアの紅葉を目にしたことはありますか。空を狭くしてしまうほど高木になるメタセコイアはどのような色に変わるのでしょうか。

見事なメタセコイア♪時間を忘れて風景に入り込みたいですね

でも「色」の発表の前にメタセコイアがどのような木なのかを知りたいと思います。メタセコイアのプロフィールを知ることで紅葉の色により心を惹かれるでしょう。

  • メタセコイアとは
  • ・スギ科メタセコイア属
    落葉針葉樹
    ・ヌマスギモドキ

メタセコイアはスギの仲間に分類されます。針葉樹なので葉の形は細めのライン。他にはマツやヒマラヤスギが針葉樹の仲間です。針葉樹は常緑樹が多いのですがメタセコイアは違います。

秋になると葉が落ちる落葉樹のメタセコイアはとてもレアな存在。

ちなみに日本ではメタセコイアの存在は化石で確認されました。その後苗木が輸入されたのは1950年、それ以降公園や歩道に植えられました。

風景を一新できる希少な木。この後はメタセコイアが紅葉をするとどのような「色」を見せてくれるのかをご紹介します。

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メタセコイアの紅葉は? 色はどんな変化が??

イチョウやモミジと比較すると紅葉がニュースになることは少ないメタセコイア。計ったようにそろった木が季節の変化と共に色が変わる様は自分だけが知っているスポットにもなります。

そんなメタセコイアは紅葉するとこのような色に変化

メタセコイアは「明るめの茶色」に紅葉します。

イチョウなら黄色、モミジなら赤とはっきりとした色に変わることが多い黄葉・紅葉ですがメタセコイアは違います。

風景やランドマークになる木♪ハルニレとエルムを知ると旅への思いがより高まります

葉の色は茶色に近い赤、色を作るならそれに黄色やオレンジを足して出来上がる色です。メタセコイアは当初国内でこの名前が付けられました。

◆アケボノスギ(曙杉)

「曙」は夜が終わり朝が始まる時間帯の空。秋に紅葉した葉がこの空の色に似ているのが理由です。太陽が出る前の深いピンクに橙のようなオレンジが入り混じる色。

高さ20m越えの木に太陽が当たれば赤茶も輝くようなオレンジに見えたのでしょう。

20mはマンションなら6~7階に該当します。木の下からテッペンを見上げれば紅葉は神々しく光りますね。

紅葉の時期は11月の終わりごろから12月上旬です。イチョウなどより少し遅れて始まる傾向にあります。

地域によっても変わるので色づいたメタセコイアとの出会いには情報チェックがマストですね。

よりよく知るとナニかが変わる? 色について再確認!

メタセコイアの紅葉、鴨の足跡のようなイチョウや手のひらの形のモミジと印象がまったく違うのは葉の形にあります。

細く密集した葉が色づくので比類のない紅葉を見せてくれます。

メタセコイアは針葉樹ですがマツやスギと違って葉がとても柔らかいのが特徴です。長さ約1cm・幅約2mm以下のスマートな葉は枝を真ん中にして対にお行儀よく並んでいます。

植物学的に見ると「対生」と呼ばれる葉の並びです。左右対称の柔らかな葉に光が当たるので木全体が輝くように見えます。

葉が色づく途中経過でゴールドの近い色になることもあります。黄金色のメタセコイアはゴールドラッシュと呼ばれるようです。

落葉も他とは違う? 似ている木はナニ??

黄褐色(おうかっしょく)・煉瓦色(れんがいろ)など秋に似合う色に変わるメタセコイア。特徴ある針葉樹の葉は落葉の時期にも唯一無二の姿を見せてくれます。

メタセコイアはについたままで葉が落ちる。

葉のフォルムはシダを想像してください。葉が左右対称についた状態で地面に落ちていきます。

大木になるメタセコイアの葉が全て落ちると掃除はなかなか大変です。植えられるスペースが限定されるのはこのためかもしれません。

最後はメタセコイアとよく似ている木のお話です。それは「ラクショウ(落羽松)」松とありますがスギ科に属しています。別名は「ヌマスギ(沼杉)」

最初に載せたメタセコイアの別名に「ヌマスギモドキ」とありましたがこの木に似ているのでつけられた名前でした。

ラクショウもメタセコイアと同じ落葉針葉樹、枝についた葉が落ちるとのように見えたので落羽松となったようです。

全体の形は似ていますがラクショウの葉は枝を真ん中にして互い違いに並ぶ互生と呼ばれるタイプ。木の形の直線ではなく丸みを帯びます。

そしてメタセコイアの基になったセコイアももう1つのよく似ている木です。こちらはスギ科・セコイア属の常緑針葉樹なので感触は硬め。しっかり者というイメージですね。

似ている木はあってもメタセコイアはオンリーワンの針葉樹

紅葉以外にも若葉の季節もおススメです。爽やかな風にゆれる緑の葉はメンタルも柔軟にしてくれます。バーチャルではなくリアルなメタセコイアとの出会いの機会をぜひ作ってくださいね。

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