美白の成分に厚生労働省? 誰もが願っています! 安全にキレイになって欲しい!!

美白はその漢字の通り美しく白い。最近は化粧品売り場に行けばこの2つの漢字があちらこちらに見られます。容器も白をイメージしたカラーとあくまでスタイリッシュなフォルムの品が並びます。

以前なら化粧水や乳液・クリームで終わっていたスキンケアにこれをプラス。これを使わないなんてあり得ないくらい、アイテムも日々増加中です。それ故どれを使えば良いのか…迷います。

アイテムが増えただけに選ぶ側は大変です。今やスキンケアの課題でもあり、宿命にもなりかねない存在になっています。

面倒なんて言わないで、少しでも知ればきっと効き目も上がるはず。それはあなたの肌のため。美白の成分に厚生労働省が関係していることを知っていましたか? 謎が解ければ美への扉が開きます。

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美白の成分と厚生労働省? そこリンクしてるの??

美白の成分と厚生労働省…その関係は? 美白成分と厚生労働省がどうリンクしているのかを知れば、美白成分の真実が分かります。売り場で頭の中が真っ白にならないように、解説したいと思います。

美白成分→医薬部外品として位置づけられています。
医薬部外品は治療を目的とした薬ではなく、皮膚や髪のトラブルを予防するための製品。医薬的な効果もあるので、使う時には注意が必要です。

厚生労働省に有効な成分を申請し認可を受けないと「医薬部外品」は名乗れません。医薬部外品として認可されると「薬用化粧品」と呼ぶことができます。

「医薬品(治療)→医薬部外品/薬用化粧品(予防)→化粧品(保護)」を覚えておいてください。

そして美白目的とした薬用化粧品のパッケージを確認してみましょう。

「薬用美白」のパッケージに書いてあるのは?
・紫外線によるシミ・シワを防ぐ美白シリーズ
・メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ

美白の成分はシミを消すものでは無く、この後のシミなどの肌トラブルを防ぐ働きがある成分です。

どのような予防をしてくれるのかも知っておきましょう。

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厚生労働省認可の美白成分はこれを予防!

予めトラブルを防いでくれる美白成分の効果は4つあります。防いでくれるとうれしい効果ばかりです。

1.メラニンを作ることを抑える
紫外線を浴びると増えてしまうメラニンを作らせないように働きかけます。原因になるメラニンを作らないのでシミが防げます。

2.メラニンの原因を元から阻止する
メラニンはアミノ酸の1つチロシンでできています。ここにチロシナーゼという酸化酵素が働きかけてチロシンがメラニンを黒色化してしまう、これがシミですね。

チロシナーゼの活動が活発化になることを抑えてシミを予防します。

3.根本の原因を減らす
メラニンの成分に働きかけるチロシナーゼそのものを減らすことができる成分があります。

4.メラニンの排泄を促進する
シミの原因になるメラニンが溜っている部分の代謝を促して、メラニンが排泄できるよう促します。メラニンを沈着させないことでシミを防ぎます。

細胞を守るはずのメラニンが紫外線などの影響を受けて、余分に作られてしまいます。このメラニンが皮膚の細胞に溜ります。これがやがてシミとなって現れます。

美白成分はこのメラニンに働きかけてシミを予防する成分なのです。お待たせしました、次は成分名の紹介に移ります。

代表的な美白成分からご紹介!

現在厚生労働省の認可を受けた美白成分は20種類あります。今回はこのうちの17種類をご紹介します。まずは前半8成分。

  • メラニンを作ることを抑える成分
  • 1.カモミラET(カミツレ花エキス)
    カモミール(カミツレ)の葉を使った天然由来。シミを作らせない事前の予防が期待できる成分です。

  • 原因を元から阻止:チロシナーゼの活動を抑える成分
  • 2.アルブチン
    コケモモなど植物に含まれている肌に優しい成分。構造が似ているので肌につけるとハイドロキノンと同じ働きもします。

    3.エラグ酸
    いちごのポリフェノール成分です。抗酸化作用もある美白成分です。

    4.コウジ酸
    文字通りコウジ・米麹から見つかった日本発の美白成分です。杜氏さんの手のキレイさはこのおかげです。

    5.プラセンタエキス
    豚の胎盤から抽出された成分です。美白だけではなく保湿効果も期待できます。

    6.ニコチン酸アミド
    D-メラノと表示されている成分。ビタミンB3の1種です。くすんでトーンが暗い肌を改善する効果もあります。

    7.ルシノール
    8.マグノグリナン
    ルシノールはもみの木・マグノグリナンはホウノキ、それぞれが持つ美白成分です。

目にした耳にした美白成分もご紹介

美白意識高めなら知っている成分ばかりかもしれません。研究によっては効果に伸びしろがある成分も…。

  • チロシナーゼの活動を抑えメラニンを排泄
  • 9.ビタミンC誘導体
    肌につけると浸透しやすく改造されたビタミンC。安定化をすることで、化粧水やクリームなどに配合することが可能になりました。抗酸化作用もあります。

  • チロシナーゼを減らしメラニンを排泄
  • 10.リノール酸
    植物油から採れる成分です。チロシナーゼを減らすと同時に新陳代謝を促しメラニンを排泄します。

  • 満を持して発売した成分名4つ
  • 11.t-AMCHA
    12.トラネキサム酸
    トラネキサム酸は資生堂が発表した2002年当初は、t-AMCHA(ティーアマチャ)と呼ばれていました。その後研究が進んだ結果現在はトラネキサム酸と呼ばれています。

    t-AMCHAはメラニンを作ることを抑える成分。トラネキサム酸はそれにプラスしてチロシナーゼの働きを抑える働きもあるW効果の成分です。

    トラネキサム酸は飲み薬もあります。こちらは「肝斑」というシミに効果があります。第1類の医薬品なので薬剤師さんに相談しないと購入できません。

    13.エナジーシグナルAMP
    肌の代謝を整えメラニンの排出を促します。ポカリスエットでおなじみの大塚製薬が開発しました。

    14.4MSK
    こちらも資生堂発の成分。メラニンが作られるのを抑える・チロシナーゼの活動を抑える・メラニンを排泄する、3つの働きを持つ成分です。

    15.TXC
    人気ブランドCHANEL(シャネル)が開発した成分、正式名称はトラネキサム酸セチル塩酸塩とやや長め。メラニンを作らせずチロシナーゼの活動も抑える2つの働きが期待できる成分です。

認可しているけれど注意が必要な成分

最後に認可はされているけれど注意が必要な2つの成分。これも知っておきましょう。

16.ハイドロキノン
シミができることを予防するとともに、黒色化したメラニンを元に戻す働きがある成分。高い効き目があると同時に、肌トラブルの心配があります。

確実な効果とトラブル防止のためには皮膚科医に相談することをおススメします。シミ治療は保険外適用となります。

17.ロドテノール
厚生労働省認可成分ですが、2013年に白斑症状の問題が起きました。成分を含んだ製品は自主回収されています。

少し長くなりましたが17種類ご紹介いたしました。でも1番知りたいのはどの成分が良いのか? ですね。答えはコレです。

それぞれの肌の状態で成分の働きも変化します。どれが良いのかは決められません。

美白効果を求めすぎて肌に別のトラブルが起きる心配は必ずあります。無理のない美白成分の活用で、自分の肌に合った予防をしていきましょう。

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