紫根の化粧水の効果は? 漢方薬にも使ってる?? 使い続けて目指せ万葉美肌!!

今回は化粧水の成分に使われている紫根のお話です。化粧水を選ぶときにまず見るのは口コミの評価だったりしますね。紫根が入っているから選択肢に挙がることはあまりないのかも…。

オーガニックをうたう化粧水の成分を見ると果実やハーブの名前が沢山載っています。ざくろ・レモン・カミツレ・ラベンダーなどなど果物狩りやハーブガーデンに行った気持ちにもなれます。

でも化粧水の成分に紫根の名前があると思わずスルーですか? 地味な根っこの成分が今一つピンとこないなんてこともあり得ますね。

口コミも重要だけどやっぱり成分をきちんと確認して知って欲しい。どんな効果が? 化粧水に含まれている紫根 。目立ちません、そして地味だけどイイ働きをする植物成分です。周りには内緒で美肌を目指しましょう!

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紫根の化粧水の効果は? トラブルに対応??

紫根の化粧水の効果を調べてみましょう。紫根の成分が配合された化粧水の効果は、もちろん肌への良い効果を期待しますね。紫根の化粧水の効果…こんなことがあります。

紫根の化粧水の効果は→肌に起きた炎症を抑える。

強い日差しに当たった後の肌のほてりやヒリヒリ感は軽いやけどのような炎症の始まりです。紫根の化粧水で肌の熱感を抑える効果があります。

肌の炎症は日焼けだけに限りません。特に常に外の刺激を受けている顔は炎症などのトラブルが起こりがち。洗顔後すぐにつける化粧品で肌トラブルを抑えられるのは助かりますね。

効果を先にご紹介しましたが、もしかして「紫根」の真実の姿が分かっていなかったりしますか? 次はより紫根と仲良くなるための紫根のプロフィールをご紹介します。

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紫根は漢方薬の原料♪

紫根は「ムラサキ」という名前の植物。奈良時代は万葉集にも出てくる人気の花。江戸時代には紫を染める染料として広く栽培されていました。

可憐な花を咲かせるムラサキですが染料や薬として使われるのは根っこの部分。ムラサキの根を干して漢方薬の原料「紫根」が出来ます。

漢方薬の紫根は煎じて飲むタイプのほかに、塗る漢方薬としても使われています。商品名は「紫雲膏(しうんこう)」の効果を調べました。

◆紫雲膏の効果は?
やけど・しもやけ・ひび・あかぎれ・切り傷の治療

肌に起きたトラブルを治すための塗り薬。止血や殺菌の効果も持っています。紫根のほかにゴマ油や豚脂を使うのも特徴。紫根の紫色とゴマや豚の脂の香りがかなり個性を発揮する外用漢方薬です。

肌トラブルは確実な対応が必要なので、使用の際は薬剤師さんやお医者さんに相談をしてから使うことをおススメします。

成分も重要だけど順番もポイントの化粧水♪どれから使うと効果的?

漢方薬としても歴史のある紫根。化粧水としての効果は先に挙げたモノだけではありません。紫根の効果…この後も続きます。

もっと知りたい紫根の化粧水の効果! 美白も?!

塗り薬として使われる紫根を使った化粧水。炎症を抑える以外にも肌にうれしい効果を持っています。順番にご紹介していきます。

  • メラニンに働きかけてシミの発生を抑える。
  • 紫根の化粧品成分名は「ムラサキ根エキス」。シミの素と呼ばれるメラニンの黒色化を抑える効果を持つ成分として認められています。

    美白成分の入った化粧水は沢山あります。でもどうしても肌の乾燥を感じる成分がほとんど。

    紫根なら肌を乾燥させることなくシミの発生を抑える効果が期待できます。

  • 肌細胞の代謝を促す
  • 治療の役割もある紫根。肌の新陳代謝を促して修復する効果が期待できます。健やかな肌細胞を保ち、肌のエイジングを防ぎます。

  • 保湿力を上げる
  • ひび・あかぎれに効果がある紫根。乾燥した肌に潤いを与えるのは漢方薬としてお墨付き。肌の炎症を抑えると同時に潤いを与える効果が期待できる化粧品成分です。

洗顔を迷うあなたに優しくアドバイス♪顔が喜ぶ洗い方は?

毎日使う化粧品として欲しい効果をすべて持っているのが紫根。使わないのはもったいないですね。

紫根の化粧水にデメリットはあるの?

ここまで紫根の良い所をご紹介してきました。でももちろんそればかりではありません。紫根にはデメリットもあります。1番はコレ。

使い続けないと効果が出ない。

化粧水は薬ではありません。肌を健やかな状態に保つためのモノ。紫根を使った化粧水に瞬発力はありません。

正しい洗顔などのお手入れと合わせて使い続けることで効果が期待できます。

後はパッチテスト済でも「すべての方にトラブルが起きないという訳ではありません」という注意書きは紫根も同じ。合わない時は使用を中止してください。

最後は紫根が採れる「ムラサキ」を読んだ万葉集の句をご紹介します。

あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや君が袖振る
(あかねさす むらさきのゆき しめのゆき のもりはみずやきみがそでふる)

額田王の作品と言われるとてもメジャーな句です。ここに出てくる「紫野」は紫根を採るための「ムラサキ」。

野守は高貴な人たちのためのムラサキが盗まれないように見張る警備人ですが解釈は色々…。奈良時代も好きな相手に素直に手を振ったのですね。

熱い恋の歌として知られていますが、ムラサキ・紫根の歴史の深さも知ることが出来ます。

作り続ける人と使い続ける人がつなぐ紫根の化粧水。肌に沁み込めば万葉の歌人たちの心を知るきっかけにもなりそうですね。

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