七夕の由来を簡単に! ちびっ子にも分かる333字にサクッとまとめました!! 由来は3つ?!
七夕の由来を説明しようと思います。七夕? 星の話よね。あちら側の星とこちら側の星がその日だけ会える…しかも天気が良い日限定。
決して間違ってはいません。天文学中心に考えればそんなまとめになります。でも恋愛系も絡んでるはず。だって会える会えない、しかも日にちと天気限定なんて結構ハードなラブストーリー。
七夕の登場人物は浮かんでくるけれど、もっと突っ込んだ話になると、想像の世界に入り込んで行くしかありません。
お願い事をする日というのは間違っていません。でもその日にお願いをする意味もあるはず。簡単に七夕の由来を説明したいと思います。老若男女問わず参加できる夏のイベントを楽しみましょう。
七夕の由来を簡単に? ちびっ子に分かるかな?!
七夕の由来を簡単に。七夕は幼稚園や保育園ではマストなイベントですね。何事にも疑問を持つ子供たちに七夕の由来を簡単にどうやって説明するか…考えました。
七夕の飾りの基本「あみ飾り」♪
- 七夕の由来を簡単に
キレイな布を織ることが上手な織姫と牛を育てる彦星が空に住んでいました。仲良くなった2人は結婚をしました。でも結婚をしたら2人は仕事をしなくなってしまいました。
毎日遊んでいる2人に怒った神様は、2人のお家を別々にしてしまいました。天の川の向こう側とこちら側に離れた2人はたいそう悲しみました。
悲しんでいる2人に天の神様は年に1度7月7日だけ、2人が会う事を許してくれました。
7月7日が早く来るようにと2人は毎日一生懸命働くようになりました。織姫は布が上手に織れるようにいつもお願いをしています。
みんなも上手になりたい事を書いた短冊・絵・折り紙を笹に飾りましょう。雨が降ると天の川の水が増えて川が渡れないので2人は会う事ができません。七夕の日は雨にならないとイイですね。
何をどう言っても質問疑問を返してくるちびっ子たち。(それは成長の証です)ツッコまれた時はより深い七夕の知識が必要です。リサーチして理論武装をしていきましょう。
七夕の由来の基本はこの3点!
七夕の由来を簡単にと思ってリサーチをしました。ところが七夕の由来がなかなかの難敵。七夕の由来を知るにはこの3つを抑えて置く必要があります。
- 中国の風習+伝説+日本の伝説=日本の今の七夕
1.紀元前200年に行われた中国の風習
宮仕えの女子たちが、7月7日7本の針に糸を通す乞巧奠(きっこうでん)と呼ばれる行事を行っていた。
2.200年代に伝わる中国の民間に伝わる伝説
天の河をはさんで暮らす、身分の高い織女と牛飼いの牽牛が結ばれた。嬉しさのあまり仕事を放棄した夫婦に天の神が激怒。強制的に別れさせ、会うのは1年に1度と命を下した。
3.日本に古代からある伝説
古事記の歌を語源とする「棚機女(たなばたつめ)」は特別な布を織って神に捧げ、豊作を祈願すると言われていた。
5節句の1つ7月7日の七夕は当初「しちせき」と呼ばれていたが、棚機女とコラボして「たなばた」と読むようになった。
3つのストーリーがコラボした経緯は不明ですが、この辺りは子供からのツッコミどころになりそうですね。
「昔から続けている行事を大事にする、出来るようになるためにガンバル、お米や野菜などの食べ物ができることに感謝する」3つの気持ちでお話して、大人の知恵でまとめましょう。
ところでもう一つ最大の疑問が残っています。由来には笹飾りの話が全く出てきませんね。次はその笹飾りの秘密をリサーチです。
七夕の由来に笹飾りがいないのはどうして?
七夕の由来、歴史ある伝説や風習が出てくるけれど、メインの笹飾りと短冊の由来はどこにあるの? と大人も疑問に思いますよね。
笹に短冊を下げて願い事をするのは、江戸時代に始まった日本独自の七夕行事
中国で行われた乞巧奠(きっこうでん)はお裁縫の上達を願いました。日本ではこれに「美文字になりますように」をプラス、勤勉な日本人らしいお願い事です。
江戸時代江戸の市中には寺子屋が約1000軒あったようです。読み書きそろばんが基本ですから、子供たちが字の上達を願う七夕は楽しい行事の1つだったのでしょう。
今では様々な内容の成就を願う七夕ですが、本来の目的も覚えておきましょうね。
短冊の色に意味はあるの?
七夕と言えば、笹の葉サ~ラサラで始まる「たなばたさま」昭和16年リリースの全部ひらがなで書かれた62文字の童謡です。歌詞の中の「ごしきのたんざく」には大切な意味が込められています。
-
ごしきのたんざく→五色の短冊
- 五色の5つの色はナニ?
青:穏やかに生きる。
赤:困っている人を助ける。
黄色:争いごとをしない。
白:清廉潔白な行い。
黒(紫):技芸や学業の上達。
仏教の五色の言い伝えから、短冊の色にもそれぞれ意味を持つと言われています。短冊を書く時に思い出せばお願い事がきっと、届きますよ。
星が好きなら天文学的に?!
七夕の別名は星祭り、天に見える天の川を挟んだ2人の逢瀬を見るには星で確認するしかないからですね。織女と牽牛が星であることは中国から伝わったお話です。
これが日本に伝わって牽牛は彦星と改名、今に伝わる織姫彦星のカップルが誕生しました。(職業名を乗るより、名前に星が付いた方がスター性が増える気がします)
実際の空の星の位置はカレンダー上の7月7日ではなく旧暦の7月7日、8月以降が2つの星を確認するのに相応しい時期になります。
◆夏の夜東の方向に確認できる2つの星
・織姫:こと座1等星ベガ(Vega)
・彦星:わし座1等星アルタイル(Altair)
◆もう1つ重責を担う星がいますね
・雨天決行の白鳥:白鳥座1等星デネブ(Deneb)
ベガとアルタイルの間に天の川が見えます。3つの1等星を結ぶと三角形を「夏の大三角形」と呼ばれています。
白鳥? カササギじゃなかったっけ雨の時に羽を広げて橋となるのは…それにはこんなことに理由がありそうです。
白鳥座は中国ではカササギ座と呼ばれていた。
渡り鳥の白鳥は春には北のシベリア地方に帰るので、地域によっては夏に姿を見かける機会は少ないですね。
伝説の通りではカササギですが、空を見ればサポートするのは白鳥という話は星好きなロマンチストには、心に刺さる星物語です。
国立天文台では8月の初めに星に親しむイベントを行っています。梅雨明け後の安定した天候の時期は夏の天体観測に適しています。
夏の大三角形が発見しやすい時期なので、星空で七夕を見る確率UPします。
簡単に済ませてしまうのがもったいない七夕。8月に入ってからも各地の七夕祭りに合わせて、星空をチェックすれば楽しみも倍増です。夏の星たちにお願いをしつつ、夜空を堪能して下さい。
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