ススキの花言葉が怖いってホント? それよりも風景や日用品を生み出すマインドを感じ取ろう!!
ススキは季節が変わるのを教えてくれる植物。以前は空地があれば通りがかりで見かけることもできました。近年はススキを育てて名所になっている場所もあります。
季節の行事を盛り上げるために手に入れたい場合もあるので最近は時期になるとお花屋さんの店頭に並びます。いつもと違うポジションに置かれたススキは別の植物のようです。
自然に任せて大きく育つだけではない、端正なフォルムになったススキに思わず手が伸びます。
民芸品に建物の資材に生活になくてはならない存在ですが今回は別の観点で視てみます。怖いなんて失礼かもしれないススキの花言葉。湿気の少ない風になびく言葉を紐解きましょう。
ススキの花言葉は怖い? 受け止めるの??
ススキの花言葉には怖いものがあるのでしょうか。ススキは心安らぐお月見のマストアイテム。花言葉が怖いなんてあまり想像したくありませんね。
怖いものがないことを願いつつまずはこれからご紹介しましょう。ススキの花言葉1つめはコレです。
ススキでみみずく♪お家でも作れます
悔いのない青春
「ススキと青春」が結びつくのは予想外でした。思い描いていた斜め上を行く花言葉です。
言葉を掘り下げると後悔はしていない「良い時代を過ごした」と受け取れます。
この花言葉について特にこれといった由来は存在しないようですが、推察するなら風にゆれるススキの白い穂でしょうか。当初は茶色だったススキが年を経て色が変わったシルバーヘアーにも見えます。
風任せに揺れる穂は静かに過去を懐かしんでいるように映ったのでしょう。
エイジングに抗わず受け入れる、そしてこれからも時間を重ねていく様子さえ想像させる前向きな花言葉。ちなみにススキは海外で「silver grass」と呼ばれます。やはり穂に目が行くようです。
なくなることがない植物? パワーは全開?!
思いがけない花言葉を持っているススキですが花言葉は1つではありません。怖いというイメージを払しょくするワードもあるようです。次にご紹介する花言葉はコレです。
生命力
ススキを肯定している花言葉です。多年草でもあるススキの育ち方からインスピレーションを受けたのでしょう。
雑草という名前の植物はありません! 道ばたに生えているけれど存在意義がある「猫じゃらし」花言葉をこちらでチェックしましょう!!
草原を作るほどに茂ったススキは時期が来ると野焼きをする地域があります。ススキを燃やして新しい芽の生育を促すのです。
黒くなった草原からまたススキが育つのは生きる力の強さが伝わります。
名所のススキの見ごろは9月後半から11月前半ですが、緑の葉で一面が覆われる6月は新たな芽吹きパワーがもらえそうですね。
そこにも使われているの? 縁起物にもなれるの??
今は飾る・観るが主流のススキですが以前は暮らしの中で役に立つ植物でした。それを由来とした花言葉はコレです。
活力
ススキを使うと暮らしが活き活きさせることができたのでしょう。花や穂が終わったあとのススキは「カヤ」と呼ばれて茅葺屋根になりました。欠かせない燃料の炭を入れる炭俵もススキを使用。
他には出始めた穂を使ってミミズクにした神社の縁起物も有名です。
ドライな穂を使うのでスワッグの走りといえます。
手に入ったらトライしてみてください。やる気が自然とわいてくるのは間違いありません。
伝説がないから盛りだくさん? 手に入れたい時はどうする??
ススキの故郷はアジア。月をバックに飾れば風流という言葉が当てはまりますが海外では外来種になる困りもの扱いされています。
欧米で歴史に入り込めなかったススキは伝説や神話には登場しなかったようです。そのおかげで花言葉はヒネリのないストレートなものがあります。その花言葉はコレです。
なびく心
風にそよぐススキの穂を見た結果の花言葉といえます。厳しい暑さが終わり湿度も温度も下がる時期は心が柔らかさを取り戻すのでしょう。
他にはこのようなものがあるのですが由来はまたもやはっきりしません。その花言葉はコレです。
心が通じる
この花言葉の由来はイメージを膨らませるしかありません。お神楽を行う際にススキを使ったという言い伝えから神に願いが通じることを祈ったと想像してみました。
ススキとゆっくり向き合うと花言葉の謎が解ける気もします。
ススキを手に入れたい場合は切り花で流通をするので花屋さんで購入可能、時期は秋を先取りする7月から始まり11月頃です。
中秋の名月の前には必ずと言っていいほど店頭にならびます。
参考までに中秋の名月は旧暦の8月15日、毎年日が変わるので早めに国立天文台のサイトなどでチェックしておくのをオススメします。
ススキの花言葉はススキからはイメージし辛いものとススキの印象そのものと2通りに分かれました。だからといってススキに裏表はありません。
黄金色から白い穂をなびかせた後姿を消しますが再び立ち上がりリスタートを繰り返します。
寡黙なイネ科の多年草の存在は秋だけに止まりません。ススキからの目配りと気配りをぜひ感じ取ってみてください。
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