そうめんと冷麦とうどんの違いはナニ? 人類はいつでも麺類のことが気になります!!

麺類を選ぶときに人類はどうしても迷います。特に夏になると選択肢が増える気がしませんか。そうめん・冷麦・うどん…喉を通る時の感触がよみがえって、ゴックンと喉が鳴ります。

もちろんそうめんは温かくして食べるにゅう麺もあるので、実はオールシーズン対応できる麺類。流して食べるだけではもったいないですね。冷麦は漢字から判断してやっぱり夏専用かも…

似ているけれど実は全く違うこの3つの麺類。どれが好きかと聞かれても、どれも好きな私はその日によって順位が変わります。

原料は同じです。でもビジュアルには差があります。地域によってはあまりお目にかからないこともありますね。違いは? そうめん・冷麦・うどん、今日はどれにしようかな…

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そうめん・冷麦・うどん♪その違いはナニ?

そうめんと冷麦とうどんの違いは? 似て非なるこの3つ。そうめんと冷麦とうどんの違いを知るとそれぞれに愛着がわきそうですね。違いはあなたの食生活を豊かにしてくれますよ。

それでは3つの違いをまずは表で確認しましょう。

ゆで方と同時に盛りつけも大事♪涼し気に…

比較項目 そうめん 冷麦 うどん
原料 小麦粉・食塩・植物油 小麦粉・食塩 小麦粉・食塩
太さ 1.3mm未満 1.3~1.7mm未満 1.7mm以上
乾麺100g 342kcal 342kcal 348kcal

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/「1人前・100g」の乾麺を比較。乾麺はゆでると水分を吸収するので平均「2.5~3倍」に重さが増えます。

小麦粉に水と塩を混ぜて練る作業は共通しています。そうめんは製造工程で油を使用。大きな違いはそれぞれの太さにあります。

麺類の中では1番細身のそうめん。サッパリしたものが食べたい夏にはこの細さがうれしい食感です。間の太さの冷麦はちょっとビミョーな存在かも。でもうどん同様地域で愛される麺もあるので、実は侮れません。

最初からゆでてあるうどんのゆで麺は成分の約7割が水分。おなじ100gでも105kcalとカロリーは低めです。

原料は小麦粉なので炭水化物以外に特筆する栄養素はありません。食べる時は何かプラスアルファを足す必要がありますね。この後はそれぞれの麺のことをもう少し詳しく知りたいと思います。

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そうめんは歴史も美味な麺類?!

最近はコンビニですぐに食べられるそうめんが季節になると登場します。ランチはさっぱり系でとイメージした日は、思わず手が伸びますね。

600~700年代の奈良の地では今のそうめんの原型を食べていたという記録も残っています。先ほどの表にそうめんの原料として植物油を載せました。

水と塩でこねた小麦粉をより細くする工程の途中で表面に油を塗ります。

紐状にした麺生地を干した後、そうめんと呼ばれる細さまで箸などを使ってさばくという、とても高度な技術が600年以上継承されています。「手延べそうめん」に油は無くてはならない原料の1つ。

美味しいそうめんを食べる時の注意点に「もみ洗いをする」があるのはこの油を落とすためです。お家で食べるそうめんはゆでた後の作業が明暗を分けるといっても過言ではありません。

  • 美味しいそうめんにするために
  • 茹で上がり→ざるに移す→まず水をかけて冷やす→冷めたらもみ洗いを開始します

    もみ洗いの時間ですが、長さよりもどれくらいしっかり洗うかが重要。

    片手でざるを持ちながらではなく、両手を使ってしっかりと油を洗い流すことを意識して洗ってください。温かいにゅう麺にする場合もこの工程はマストです。

立ち位置はビミョー? センターじゃない冷麦…

冷麦の太さはそうめんとうどんの間。冷えるという感じで夏感はあるけど、3つの中で人気は第3位かもしれません。季節の贈答品に選ばれるのも、そうめんの場合が多いですね。

そうめんとの違いは約0.4mmというビミョーな数値。でもこのわずかな太さの違いで油を使わず製麺することができます。茹でたらさっと水で流せばイイ手軽さがあります。

お待たせしました♪そば派のあなたはこちら…炭水化物なの?

西日本がメインのそうめんと比べると、主に食べられるのは東日本。夏限定のメニューとして、蕎麦屋さんで出会うこともあります。

どっちでもイイの? プロの技術が決めます

そうめんよりやや太い冷麦ですが、製麺の方法で冷麦をそうめん、そうめんを冷麦と呼ぶことも出来るのです。その条件はこちら。

手延べで製麺すれば太さ1.7mm未満なら冷麦またはそうめんと呼べるのです。

乾麺のそうめんや冷麦を作る時に細く延ばす工程が手作業であれば「手延べ」と名乗れます。(ざっくりと説明しましたが、JIS規格で細かい規定はしっかりと決められています。)

地域限定で作られている商品が多いですね。手延べであれば冷麦でも油を使っているものもあります。そうめんは機械で製麺をしていると原料に油の記載がないものもあります。

冷麦もそうめんも美味しく食べるためには原材料の確認が必要です。油を使っているものは必ず「もみ洗い」してくださいね。

スタイルも食感も選び放題!最強麺類?!

最後は太さと人気と消費量が第1位のうどんです。乾麺から生めん冷凍にカップ麺と日替わりで選べます。味は醤油から味噌や塩までこちらも選びきれません。

太さは1.7mm以上を満たせばいいので自由度の高い麺類です。参考までにきしめんは「幅4.5mm以上・厚さ2mm未満」が基準。うどんとは一線を画すビジュアルです。

シコシコ麺とよく言われますが、歯ごたえがほぼない超ソフトタイプも忘れてはいけません。伊勢うどんはその代表です。噛み応え0の食感は意外にもクセになります。

他には、稲庭・水沢・氷見・讃岐・博多…地名が付いたうどんはその地域のプライドを担って美味しさをアピール。全国区になるよりも地域で愛されることを最優先するスタイルが人気の秘密です。

基本は小麦粉と塩とそして水。これだけで愛すべき麺類が出来上がります。3つの違いはとりあえずは太さだけ。それ故に選ぶ楽しみも3つの麺類は持っています。

小麦粉でできた麺類は炭水化物・タンパク質・脂質を含んでいます。エネルギーも補給したいランチタイムにぴったりのメニューです。

選び難い3つですがどれを選んでも美味しい時間が過ごせるはず。味わいある麺タイムになることを願っています。

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