セスキ炭酸ソーダと電解水の違いは? 予想外の洗浄力があるのはどっち?!

セスキ炭酸ソーダと電解水について調べてみたいと思います。ドラッグストアのお掃除洗剤コーナーに行くと迷ってしまいますよね。どれもこれもキャッチコピーは「これでピカピカ!」

それを買うだけでお家の中のすべてがピカピカになるのなら即買いしちゃいますよね。問題はそれを買って帰ってから、その洗剤を使ってお掃除をしなければいけないという現実。

今年はどれで汚れを落とそうかなんて迷っていると洗剤の種類ばかりが増えてしまい、洗剤コレクターに昇格なんて嬉しくない…

せっかく買うならキレイにしてくれるそれもできるだけ簡単に。違いはあるの? セスキ炭酸ソーダと電解水。どちらもエコに思えるけれど、どんな汚れに対応してくれるの? 調べましたよ。

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セスキ炭酸ソーダと電解水の違いは? エッそんなにも…?!

セスキ炭酸ソーダと電解の違い。どちらもお掃除に使います。でもセスキ炭酸ソーダと電解水には違いがあります。違いを表にしてみました。

比較項目 セスキ炭酸ソーダ 電解水
液性/pH 弱アルカリ性/9.8 アルカリ性/11以上
作り方 粉を水道水に溶かしてスプレー 水を電気分解
対応汚れ 油汚れ
皮脂汚れ
油汚れ
価格 200g/100円 280ml/100円

セスキ炭酸ソーダは粉末を水に溶かしてスプレーとして使うことができる、お手軽だけど役に立つクリーナーですね。セスキ炭酸ソーダは重曹や過炭酸ソーダと同じような弱アルカリ性

電解水の液性はアルカリ性です、塩素系漂白剤の液性もアルカリ性なんです。(もちろん成分は全く違いますが)ビジュアルは無色透明でまるで水、そして香料が入っていなければ臭いもナシ。

優しさ満点のクリーナーと思っていた電解水、実は意外と強者であることが判明しました。お掃除をサクサクと進めるためにもこの後は電解水の秘めたパワーに迫りたいと思います。

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電解水の汚れ落ちパワーは半端じゃない?!

電解水は液性からアルカリ電解水とも呼ばれます。水道水に塩分を加えて電流を通し、電気分解して電解水が作られます。市販されている住宅用洗浄剤の電解水は専門の工場でないと作れません。

セスキ炭酸ソーダについてはこちらで解説。キレイになりたい人はこちらをチェック!!

電気分解によりプラスとマイナスに別れるのですが、電解水はマイナスの性質を持つのでマイナスイオンが含まれた水。

pH11以上のアルカリ性の電解水は油脂やたんぱく質を分解することができます。

でもこのアルカリ性で強い汚れ落としのパワーがあるために、セスキ炭酸ソーダと比較して注意点が沢山あります。

電解水は手作りできないの?

基本的には工場で作られる電解水ですが、重曹を使って重曹電解水を作ることができます。

◆用意するモノ
・水道水200ml
・重曹小さじ1(約5g)
・お鍋(アルミ製以外)
重曹を入れた水道水を弱火で沸騰させます。その後5分くらい吹きこぼれない様に煮詰めます。冷めてからスプレーなどで使います。

正確にpHを計っていないのですが、セスキ炭酸ソーダの9.8よりはやや高めのアルカリ度になるようです。

市販の洗浄力と液性の安定を求める時は、手作りより購入の方がおススメかもしれません。

電解水を使えないモノは何があるの?

何度も言いますが電解水はpH11越えのアルカリ性洗剤。酸性の油汚れを落とす力はかなり強力です。どんな汚れにも対応できると思いますが注意点が沢山あります。

    ◆電解水が使えないモノは?

  • 水拭き・水洗いできない素材
  • 吹き付けた後に水で流す・濡れた布などで拭き取る必要があります。

  • 塗装や素材が変色しやすいモノ
  • 漆器・貴金属・アルミ・車の塗装部分・めがねなど

めがねは様々な材質の素材で出来ているため、変質や変色が心配な製品です。ねじなどの金属部分にも影響があるのでめがねの洗浄には使えません。

おもちゃなどのベビー用品にも使えますが、素材を確認する必要があります。プラスチックなどの素材に沁み込まない、その後は水で流せるものなら使えます。

参考までにレゴブロックを洗う時は、中性の食器用の洗剤を使って下さいとメーカーはおススメしています。中性なら色落ちの心配も軽減できます。

セスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤の過炭酸ソーダは洗濯に使えます。でも電解水は注意が必要です。

汚れ落ちの力が強いので色柄も落ちてしまう可能性があります。

もし使うなら白いワイシャツのエリ部分の汚れを落とす、予洗いとして使うことをおススメ。

電解水はシンク・冷蔵庫・電子レンジ・窓ガラスなど確実に水洗いや水拭きができる部分に使うようにしましょう。

水で流すことができてもお手洗いやお風呂場の各箇所のお掃除に、メーカー側では部品を傷める可能性が低い中性洗剤などを使うことを推奨。

水で出来ている安全なクリーナーの電解水ですが、注意点が意外と多いことが判明しました。

電解水はどうやって使えばイイの?

ここまでくると電解水を使わなくても、セスキ炭酸ソーダで十分と思ってしまいますよね。でも電解水を使う価値はあります。

私はシリコン製のオイルブラシを電解水で洗いました。吹きかければ油分が落ちるのはやはり便利。油を落とすパワーも電解水が上です。

機械油などの特殊な油には使えませんが家庭で使う調理用の油にはしっかりと対応してくれます。シンクで洗ったのでステンレス製シンクの汚れも落ちました。

水あかと思っていた汚れが、中性洗剤では落ち切れない油汚れであったことが判明(笑)。

大掃除用に購入というよりも、普段のお掃除にワンポイントリリーフ的存在のクリーナーとしておススメします。

アルカリ性なので「皮膚への刺激と手荒れ」の防止対策が必要です。必ずゴム手袋などをして下さいね。

弱アルカリ性の重曹に消臭効果があるようにアルカリ性の電解水にも消臭作用があります。臭いを発生している物質を電解水で取り除けば除菌も可能。

特定の菌を減らす効果は製品ごとに違うので購入時に確認をして下さい。

張り切って購入した洗剤がオールマイティーでは無いと知るとチョットがっかりかもしれません。でも大掃除戦線のスタートは始まったばかり。早めに知れば早めに対応ができます。

使い方と効果を知れば確実に汚れを落としてくれる電解水。お掃除レベルを上げてくれる洗剤であることは間違いありません。

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