寝言に話しかけると脳が…危険? その理由はコレ!

自分が言った寝言の記憶ありますか? どちらかといえば、寝言を覚えているのは言った自分よりも、聞いてしまった周囲の関係者。忘れられない刺さる一言、なんてのもありそうですね。

寝言じゃなくて普段は言えないホンネを吐きだした? などと深読みをしてしまうセリフを耳にすると、聞いた方が気になって眠れなくなります。

羊

目が覚めたこちらとしては、思わず寝言にホンキで返答。寝言で会話が成立した経験も少なからずありますよね。でも昔から言われているうわさも気になります。

戻れない? メンタルに影響? 脳への影響が真実なら寝言に話しかけるのはやっぱり禁止。ホントのことを知ったら聞いても聞かないふりも必要かも。寝言への思いやりと心配なケースを調べました。

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寝言に話しかけると脳が…?

寝言に話しかける経験ではなく、話しかけられた経験談をカミングアウトします。寝言の内容は「これ骨壺にイイよね?」言ったのは30代前半の私。(そんなに昔ではありません(笑))

聞いてしまったパートナーは「ウン…いいよね」と戸惑いつつ返答。言った私が内容を鮮明に覚えているのは、目が覚める寸前の寝言だったこともあるようです。

猫より先に寝るのは人間♪

メンタルへの影響はビミョーにあったのかもしれませんが、KW「骨壺」がどこから出てきたのかは未だ不明。そして仕方なく返答をしたパートナーは寝言に返事をしたこと、すっかり忘れていました。

寝言に話しかけるとに影響があるという噂を耳にしたことが有りますよね。 寝言とは思えない発言に話しかけてしまってから「脳は大丈夫?」と更に声をかけるなんて事態も。

寝言に話しかけたら脳の働きが良くなる。それならいいのですが、やはり睡眠中は身体も頭も休んでほしいですね。

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睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。眠っているはずなのに目が動いて脳が起きているレム睡眠時の寝言に話しかけると起きる、脳への影響にこんな説があります。

  • 浅い眠り:レム睡眠の寝言
  • 身体はしっかりと寝ているのに脳は起きている特長のレム睡眠。寝言のほとんどは、この浅い眠りの時に起こります。筋肉は緩んでいるので寝言もムニャムニャ・ゴニョゴニョの場合も。

    脳波は活動しているので、迷言が飛び出すこともあるようです。浅い眠りの寝言に話しかけると、刺激を受けた脳がさらに起きる可能性があるので、レム睡眠の邪魔をしてしまうコトになります。

    脳は起きているレム睡眠。でも身体を休息状態にする非常に重要な時間。寝言へ話しかけた結果、目が覚めてしまう可能性が全く無いわけではありません。

そしてレム睡眠中の脳の大切なお仕事は、情報の整理整頓。記憶を司る海馬にこの時間帯でインプットをされるのです。スパコン並みの働きを眠りながらするなんて人間ってすごいですね。

睡眠の質を落とさない・脳の仕事を妨げないためにも話しかけることは避けた方がイイですね。

聞いてしまった寝言は心の中にしまっておく思いやりも必要かもしれませんね。言った本人はほとんど覚えていないし、迷言と破天荒なセリフは正しいレム睡眠のおかげ? ですよね。

脳への影響は分かったけれど魂は大丈夫?

寝言を聞かれてしまった私ですが、もちろん寝言を聞いたこともあります。幸か不幸かそんなに鮮明な言葉を発する寝言には出会っていません。

ということで瞬間的にはハアっ? と思っても、熟睡しているようなら、既聴スルーして放置です。睡眠不足はお肌の敵。リスク回避の順位はこちらが優先。話しかけない方がイイ理由の1つに追加です。

もちろん昔からの言い伝えや、親からの教えで寝言には話しかけないを死守する、伝統重視派の存在も無視できません。

科学的な説では睡眠リズムへの影響と脳の働きを考慮して、寝言には話しかけない方がイイようなので、声を掛けるのは我慢。でもやっぱりこんなコトを心配していますよね?

◆昔から言われている「寝言」都市伝説
・就寝時はあの世(黄泉の国)にいるので、この世から話しかけると、あの世から戻れない。

・寝言に話しかけると寿命が短くなる。

・就寝中は離れたが枕に宿っているので、話しかけると魂が戻れない。

民間信仰や言い伝えで諸説あります。でも「魂が戻れない説」はすべて科学的な根拠はありません。

現代のように街灯もなく、真っ暗闇のなかで声だけ聞こえるのはホラー感ありますよね。うっかり話をして起こすより、グッスリ眠ってほしいのは今も昔も変わらないと思います。

ノンレム睡眠の寝言は注意が必要?

寝言に話しかけると起こる脳への影響、実は明確に解明はできていません。でも身体も脳も寝ているはずのノンレム睡眠中の寝言は注意が必要な場合があるようです。

ベッド

ぐっすり眠るノンレム睡眠。大脳皮質が休息をする重要な眠りです。考えることも悩むことも忘れてここでグッスリ眠ってリセットしたいですね。

深~く眠っていてもまったく夢を見ないわけではないようです。でも記憶に残る夢はやはりレム睡眠中に見た夢。ノンレム睡眠の夢は残念ながら覚えていないようです。

ノンレム睡眠時の寝言で心配なのは話しかけることよりも、その寝言を言っている本人にあるようです。

  • 深い眠り:ノンレム睡眠の寝言
  • ノンレム睡眠は脳波の活動は弱まりますが、筋肉は緊張を保っています。口の動きもいいのでハッキリとした寝言になる傾向にあります。ぶっ飛んだ内容ではなく、日常に即した言葉を発します。

    生活上のストレスや、昼間は言えなかったことが寝言に出てしまうコトも。怒りや悲しみなど昼間は我慢をしていても、受け止め切れていないメンタルが心配ですね。

大脳皮質がクールダウンしているはずのノンレム睡眠。正しくできていない可能性と同時に脳そのものに障害が見つかる場合もあります。寝言を聞くことで病気が分かる場合もあるので、寝言には冷静な対応が必要かも。

寝言で分かる病気があるの?

「病院で診てもらえば?」と真剣に思う寝言は、言っている本人より、周りの関係者が気が付きます。こんな寝言を聞いたらやはり早めの受診をおすすめします。

睡眠外来が近くに無い時は、呼吸器内科・循環器内科などが診療科目となります。

・ナルコレプシー
悪夢が伴うこともあるので、感情を吐きだす言葉が出ます。寝入り端には金縛りにあうことも。

・睡眠時無呼吸症候群
ハッキリした言葉は少なく、うめく・あえぐなどにプラスしていびきや呼吸の停止が見られます。

・レム睡眠行動障害
寝ながら叩く・蹴るなど手足が動く症状が出ます。夢をそのまま現実の行動にしてしまいます。発症は50歳以上の男性に多いのですが、寝言が多くなるのが前兆の1つ。

・レピー小体型認知症
ノンレム睡眠の寝言が増えるのが前兆の1つ。レピー小体という特殊なたんぱく質が大脳皮質などに集まり神経伝達を阻害します。

人と人の距離が近くないと寝言にも気が付きません。思いやる気持ちがあるからこそ、通常と違う症状が分かります。睡眠不足は相手を思いやるメンタルも低下しがち。

言う方も聞く方もツラい寝言は早めに診察を受けて下さいね。お休みなさいが癒しの言葉となって、安眠できる日々が続くことを願っています。

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