つくばねの実って食べるの? 期間も用途も限られている?? もしかしたら毎年見ている?!

つくばね。このひらがなを見てナニをイメージしますか。普段日常ではあまり出番がないものと思っていますか。あながちそれはまちがっていないでしょう。

でもつくばねのフォルムをみればそれにインスパイアされてどんどんと想像や妄想が膨らむかもしれません。つくばねの知名度は低いけれどとても似た形があるのです。

それにあわせるようにつくばねが季節を演出するアイテムにもなるケースがあるようです。

実は作られたものと思っていました。けれど自然の恵みであるという情報もあります。それならば実は食べるの? つくばねを知ってシーズナルに活かしましょう。

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つくばねの実を食べる? ところでどのグループ??

つくばねの実を食べるという情報があります。つくばね実がなるというのなら植物ですね。実ができるつくばね、まずはつくばねのプロフィールを紹介します。

    ◆つくばね

  • ビャクダン科ツクバネ属ツクバネ
  • 関東より西に生育
  • 開花は5~6月

つくばねは「ビャクダン科」の仲間の木です。ビャクダンは漢字なら「白檀」なので香りで有名な植物ですね。

つくばねは白檀のような強い香りはなく「ほのか」というレベルの香りがあります。

生育している地域はあまり広くありません。九州も北部あたりが生育環境の限界なので意外とレアな存在でした。

初夏に花が咲いてやがて実がなります。参考までに実がなるのは雌株だけで、雌と雄は別の株なので双方生育しないと実はならないようです。

この後は謎多めのつくばねの実のお話に移ります。

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認知度は低め? でも結果を出すの??

知らないと知っているの差が大きめのつくばね、木の高さは1~2mなので低木の仲間です。そして実はたべることができるのでしょうか。それに対しての答えはコレです。

つくばねの実は食べられます。

雌株に咲いた花に実ができるのですが、花にある苞と呼ばれる部分が実にくっついているフォルムがナニかに似ています。

楕円の実の先端についた4枚の苞は羽根にも見えるので羽根つきにつかうシャトルに見立てて「つくばね(衝羽根)」と呼ばれるようになったのです。

おせち料理で目にしたことは在りますか? 実は匠がカットしていると思っていました♪ 自然が作るチョロギのお話はこちらで

食べられる和スポーツのツールから名前をもらったつくばね、この後は食べ方のお話に移りましょう。

自然のままで育ったの? でも大丈夫なの??

つくばねと呼ばれる植物の実は食べられます。実がなって収穫をして食べられる植物はたくさんありますがつくばねはどのような状況で食べるのでしょうか。

つくばねの実の食べられる時期と調理を順を追ってご紹介しましょう。

新しく出た緑色の葉や実は茹でて食べる

落葉樹のつくばねは毎年新しい葉がでます。どちらも茹でるなどの加熱をして食べることができます。

熟した実を食べるときの調理方法は「炒る」がおススメ

つくばねの実は季節が進んで秋が深まるころには茶褐色に熟します。

木で熟す実なので味も木の実のナッツ系の味がするようです。

初夏になると自然の中で天然のまま芽を出ししかも食べられるのならもう少し話題になってもイイのではとも思うのですが、つくばねは大きくアピールはしないようです。

しかも秋になって色づいた実も食用になるので評価が高くても不思議ではありません。

自然界で育つつくばねが注目をされる時期がほかにもあるのです。次はその時期とシーンをご紹介します。

フォルムで一役? 目にした経験がありそう??

お正月の遊びの一つ羽根つき、遊びですが邪気を払い縁起が良いといわれています。

天然育ちでありながら羽根つきの羽根のフォルムを模したつくばね、まずはこのような時期とシーンで使われます。

お節料理の飾りに使われれる

数の子や昆布巻きなど縁起物満載のお節料理ですがつくばねもその縁起物に参戦しています。

収穫した実を塩漬けにして瓶詰にしたものがおせち料理用に販売されます。

飾りとして使うものなので瓶詰のつくばねは食用ではないので気を付けてくださいね。

もう1つの時期とシーンはコレです。

初釜の茶花に使われる

やはり新年に関係するシーンにつくばねが使われます。初釜はその年に初めて行われるお茶会ですがお茶室の床の間につくばねが選ばれるのです。

冬なので落葉樹のつくばねの葉は落ちていますが、羽根つきの羽根状の実はそのままのフォルムで残っています。

茶色の実は決して派手さはありません。

けれど枝にいくつものつくばねがついている様子は自然のままな純朴さがむしろ新鮮に感じられます。

新しい年を迎える大切な行事の大切な飾りは不思議系で話題にもなりそうですね。

食べられる縁起物でありながら天然系のアピールポイントも兼ね備えたつくばね、小さな花が咲きそして実がなる趣味人には人気の植物です。

お庭で育てる苗木の販売もあるようです。不思議な縁起物との出会いのチャンスが訪れるのを願っています。

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