根引きの松にはどのような意味が? 絶対のねと循環のネで新たな決意表明を!?

根引きの松。これを準備する時期が近づいてきました。地域限定かもしれませんがとても意味のあるものです。「根」とついていますがビジュアルは何となく想像できますか。

松竹梅の中でも松はトップに位置する植物。様々なシーンで選ばれます。今日はイイことがあったから松をチョイスすればチョットぜいたくな気分になることもできますね。

松を選ぶことで自己肯定感も高まりそうです。そして松はある時期とても重要な存在になります。

この季節に合わせるための手間も価値になるでしょう。これが無いなんて想像がつかないほどの存在です。どんな意味を持っているの? 根引きの松。調べてみました。

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根引きの松にはどのような意味が? スペシャリテな松なの??

根引きの松の意味。根引きの松の意味を知っていますか。松を使っていることはイメージできますが、根引きの松と呼ばれる松にどのような意味があるのでしょうか。

根引きの松の意味を知る前にまず「根引きの松」がナニなのかを解説しましょう。

根引きの松を使ったオシャレなアレンジ♪長く楽しめそう

根引きの松は新しい年を迎えるための正月のお飾りです。

長さ50cmほどで根が付いたままになっているので「根引きの松」と呼ばれます。「根引き松」「根曳の松」などと呼ばれることもあります。

新しい年が良い年であることを願って訪れる正月の神「年神様」は正月飾りを目印にしてやってきます。

根引きの松は外から見えるように玄関の外側に飾るのも重要なポイントです。

門松と同じように飾る時は左右一対。所説ありますが向かって右が雄松(黒松)・左が雌松(赤松)という決まり事もあります。

この後は、竹を使った門松ではなく土の付いた根がある松をお正月に飾る意味を解説します。

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根引きの松を飾る意味は? 根は必須のパーツ??

お正月に飾る根引きの松には華やかさはありません。根のついた松を上質で格の高い和紙「奉書紙」で枝を包みます。奉書紙に巻くのは赤と白の水引。使うものはそれだけです。

そのシンプルな根引きの松にはこれを飾る意味が込められています。その意味を解説しましょう。

◆根引きの松の「根」の意味は?
枝をカットした松ではなく根がついたまま引き抜いた根引きの松。「根」があれば松はその地に根づくことが可能。根をしっかりと張る姿はその後の安定繁栄がイメージできますね。

年の初めの願いごとに相応しい意味を持っています。松の枝についている根っこは絶対的な存在ともいえるでしょう。

他には「根」が「子」に関係しているという説もあります。干支のトップバッターの子はネズミですね。子だくさんのネズミは子孫繁栄につながるという意味があります。

干支はこの後も続きまた1番のネズミに戻り循環は止まることがありません。永遠という言葉も想像させます。

根と子(ネ)の2つのパワーを持つ根引きの松はお正月飾りのトップに位置するといっても過言ではありません。

根引きの松はどうやって育てているの? ゼロから??

お正月飾りとして花屋さんなどに並ぶ松。松を飾る時期は限定的です。この時期に合わせて松を出荷する必要があります。

根が付いた松の「根引きの松」も1年に1度のピークに合わせて栽培をします。根引きの松の育て方、まずは向かって右の「雄松」をサクッとご紹介。

  • 根引きの松の育て方
  • 松の種をまく(雄松は黒松)

    芽を出して松に成長

    余分な枝をカットするなどの手入れ作業

    5年くらいかけて根引きの松の標準サイズに育つ

    お正月に向けて出荷

松の種は松ぼっくりの中にあります。ウロコのように薄い種は本来なら風に乗って飛ばされ着地した場所で目を出します。

根引きの松の種は栽培のための畑に人の手で蒔きます。

真っ直ぐに形よく仕上げるためには間に様々な作業があります。温度の変化にも影響されるので常に気を配る必要があるようです。

根引きの松として飾るサイズ約50cmになるまでに5年ほど日数を要します。今年手にしたのは5年前に栽培が始まった松です。

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根引きの松の正式な飾り方として向かって左は雌松でしたね。こちらは赤松、に育つ松です。

海岸に育つ黒松と違って山の澄んだ空気の中で育つ赤松。こちらも出荷まで目が離せない手間と時間が必要な松です。

根引きの松はサイズにもよりますが1本は700円辺りで販売されているものもあります。あとは飾るだけの奉書紙と水引が巻かれたタイプは1本4000円近くするものもあるようです。

飾るだけじゃない! 身に着けることもできるの?

新しい年を寿ぎ、1年の幸福を願う根引きの松。でも手間と時間をかけた根引きの松も松の内が終われば飾りを外さなければいけません。

他のお正月飾りと同じようにどんど焼きなどに持って行きます。どうしても持参できない場合は感謝と1年の息災を願って地域で収集に出しましょう。

そして根引きの松は身に着けることも可能です。水引を巻いた根引きの松を図案化、刺繍をした帯があります。

松だけなら通年着られますが根引きの松はお正月から新春に身に付けたい模様です。

帯以外には根引きの松を模様に使ったお皿もあります。おせち料理を取り分ける小皿なら皆が手にすることができます。テーブルコーディネートが室礼(しつらい)にアップデートするでしょう。

根引きの松の意味を知って新しい年を迎える準備の意義も深まりました。良い年になることは間違いないと宣言したいと思います。

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