冬至と夏至とは? 太陽への感謝は食べて表現?? グローバルな季節の区切り!!

冬至と夏至、それぞれの季節にある季節の区切り。祝日ではありません。どちらかというと冬にある冬至の方がメジャーな存在かもしれません。

冬至と夏至を耳にするとそれぞれナニを食べるのかがとても気になります。どちらもこれからの厳しい季節に向けて、パフォーマンスを上げるためには食べることはとても重要です。

季節の区切りの中でも冬・夏が特に大切にされているのは日本だけではありません。海外には冬至と夏至を意識して作られた古代遺跡もあります。

季節に至ると付きますが、どちらも本番はこの日から始まります。ここを節目とした理由があるはず。その理由とは? 冬至と夏至が持つ歴史と意義に迫ります。食べるものも忘れずに…

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冬至と夏至とは? いつあるの?? 決めるのは○○台??

冬至と夏至とは、2つの季節の名前がついています。4つの季節を大きく分ける冬至と夏至。寒さと暑さに向かうことを宣言しているようにも見えます。

太陽と地球の関係が良く分かります♪

冬至と夏至の違いを表にしてみました。

比較項目 冬至 夏至
月/日 12月22日(21日) 6月21日(22日)
太陽黄経 270度 90度
南中高度 約30度 約78度
日の出 6時47分 4時25分
日の入 16時31分 19時

※日の出・日の入は東京での観測時間

前年の2月に冬至や夏至など翌年の二十四節気と雑節の日にちを国立天文台が発表します。

春分・秋分の祝日だけではなく、立春のように経済に関わる行事もあるので1年の中でも重要視されるお仕事です。

地球から見て太陽が通る道(黄道)を等分したのが太陽黄経。春分は0度として東へ90度進むと夏至、秋分は180度次の冬至は270度と定められています。

1年の長さは365日ピッタリではありません。実際にはそれよりも約5時間48分45秒長いための調節や天文学的事情で、冬至と夏至の日にちは一定ではありません。

正午の太陽の高さは(南中高度)、冬至は約30度。斜めから差し込む太陽が部屋の奥まで届きますね。約78度の夏至はほぼ真上から太陽を浴びる感覚になります。

冬至は昼間が1番短くて、夏至は昼間が1番長い日といわれます。その差は約4時間50分。数字を見ると冬至と夏至の違いが良く分かります。

太陽の動きを元にした暦は生活に無くてはならない存在ですね。

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冬至と夏至♪注目度が高いのはどちら?

冬至と夏至はカレンダーにも載っていますが祝日ではありません。この日に絶対にすることはないのですが、夏至の日にエコも兼ねたライトダウンの催しが最近多くなってきました。

夏至の6月は稲作農家にとっては大変忙しい時期。あまりお祭りをしている時間はありません。二十四節気では夏至の前は芒種。6月は主食になる穀物の種をまくのに最適な季節です。

正式な冬至は「ん」のつくものを7つ食べるってホント? 7つ思いつかないあなたはこちらをチエック!

短かった昼間が長くなる冬至は太陽の復活を意味します。次の日から日が伸び、次の収穫を願い準備をする時期がやってきます。

二十四節気は新しい暦が冬至からスタートすると考えていました。ここが古代中国では冬至にちなんだ儀式が行われていました。

農耕民族の歴史が長い日本でも冬至の方が重要視されてきました。冬至の日が晴れなら豊作なんて縁起担ぎもあったようです。そんなことも踏まえて冬至・夏至に食べるもの見ていきます。

冬至と夏至に食べるもの♪絶対に外せないモノは?

春分と秋分はぼた餅・おはぎという名前は違ってもほぼ共通した食べるものがあります。冬至と夏至にはそれがありません。先ほどもあったように重要度の違いも影響しています。

結論から言うと夏至の日に食べるものに決まりがありません。

最近はキャンドルナイトもあるので、ろうそく型ロールケーキ、巻きずしなどが今後トレンドになるかもしれません。

冬至に食べるもと言えばまず思い浮かぶのは、かぼちゃですね。粘膜をサポートするα-カロテンや疲れた身体を回復するビタミンB2が含まれている緑黄色野菜です。

次の年の作物が順調に育って収穫ができることを願った冬至は、ゲン担ぎで食べるものがかぼちゃ以外にも色々あります。邪気を払う赤い豆の小豆を使った小豆粥やお赤飯を食べる地域もあります。

年末年始を控えたこの時期に大事なのは体調です。冬至の食べものとゆず湯の血行促進効果で寒さを乗り切りましょう。

冬至と夏至は世界中で注目されている?

太陽の動きを元にした二十四節気にある冬至と夏至。暦が使われた中国では冬至には餃子・夏至には麺を食べる風習が残っている所もあります。

アイルランドにあるボイン渓谷遺跡には、冬至の日限定で太陽の光が差し込むお墓が置かれた部屋があります。新石器時代(紀元前3000年頃)頃にできた遺跡。

次の日から太陽の出る時間が長くなる日に光を当てて、生命の復活を願ったのでは…などと想像してみました。

北欧では夏至の朝にハーブの摘み取りを行います。スクスクと伸びた夏至のハーブは、ネイチャーパワーが宿っていると昔から言い伝えられています。

寒さが厳しい地域は、昼の時間が長い・南中高度が高い時期の太陽は貴重な存在。日の出が4時・日の入が22時という白夜が始まるのもこの時期です。

季節に関係なく、肌のために日傘を使っているケースもあるようです。でも地球は太陽が無ければ生命を維持していくことさえできません。

冬至や夏至は太陽への感謝と、自然とのお付き合い度合いをもう一度見直す日にしたいと思います。

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