秋の七草とは? 春の七草との違いって? 覚え方も♪

秋の七草とは? 秋の花から7つをチョイス。選ばれた7つの花ですね。ベスト10やベスト5にトップ3、選ばれたモノには注目度が集まります。秋の七草の歴史は約1200年、愛され続けています。

数ある秋の花から7つを選び出したベスト7。選び出された7つの花は秋の花として神的存在かもしれません。秋の七草制定委員会とか秋の七草国民投票なんてのがあったら参加したかったな。

ススキ

季節で選ばれた7つの草花には春と秋があるけれど、両方スラスラ言えたら七草博士なんて呼ばれるかもしれません。

夏が終わるころから咲く花は沢山あるけれど、この7つをピックアップしてベスト7を決定したのはやはりセンス。草花選びの神とは誰? 秋の七草、長い歴史と隠された意味を調べました。

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秋の七草とは? 決めたのはキラキラネームの歌人?!

秋の七草とは? 聞いたことはあるけれど、スラスラとは出てきません。秋の七草とは…と考えていると最後の2つが「すずな・すずしろ」になってしまう私。秋の七草覚え直しが必要です。

秋の七草巡り♪いかがですか?

◆秋の七草
・朝貌(アサガオ)→桔梗(キキョウ)
・尾花(オバナ)→ススキ
・女郎花(オミナエシ)
・葛(クズ)
・撫子(瞿麦/ナデシコ)
・萩(芽子/ハギ)
・藤袴(フジバカマ)

七草を決める元になった歌は万葉集に載っています。作者は「山上憶良(ヤマノウエノ オクラ)」野菜のオクラが名前?! キラキラネームの始まりは奈良時代なんて勘違いはしないで下さいね。

◆万葉集Vol.8 山上憶良 作品NO.1537・1538
・秋の野に 咲きたる花を 指折り 
 かき数ふれば 七種の花
・芽子の花 尾花葛花 瞿麦の花 
 女郎花 また藤袴 朝貌の花
 (はぎのはな おばなくずばな なでしこのはな 
 おみなえし またふじばかま あさがおのはな)

ヘルシーな野菜の名前と同じ山上憶良が詠んだ旋頭歌(せどうか)。3句3句の繰り返しの歌なので意識して改行しました。

憶良は名前の影響もあるのか恋愛がらみの歌は苦手だったようで、家族や人そのものに寄り添った歌を多く詠んでいます。華やかさよりも、目立つことをあえて拒否をするような、秋の花を選んだ憶良のセンスが光りますね。

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アサガオがキキョウ? どうしてこうなったの??

憶良が詠んだアサガオ、実はキキョウなので「桔梗」で覚えるのが一般的です。でも「朝貌→桔梗」はどうしてなのか? 疑問を解決しましょう。

秋の七草にアサガオ、これ夏休みの自由研究よね…とツッコミが入りそうですが、こんな歴史がかくれています。

桔梗の和名は阿佐加保(あさかほ)
898年に出版された漢和辞典に掲載が有り。アサガオがどの花を指すのかは他にはムクゲやヒルガオも挙がりました。今イメージするアサガオは、種が中国から渡った時代も「奈良か平安か」と意見が分かれます。

憶良が歌を詠んだ時代には現代のアサガオは無かったという説もあるので、朝貌とあるけれど実際には桔梗という解釈が一般的になりました。

旧暦の暦が基本の時代に詠んだ歌ですが、私も朝貌より桔梗に賛成です。秋の七草の中でもフォトジェニックな桔梗は、憶良の時代にも癒される存在だったと思います。

秋の七草と春の七草の違いは?

キキョウ

秋の七草と春の七草の違いは? と聞かれてズーッと「食べない・食べる」の違いと思っていました。ところが違いはそれだけではありません。意外に深い違いを表にしてみました。

比べてみました 秋の七草 春の七草
月/日 秋:9月~ 1月7日
始まりは 日本発 中国伝来
食べ物 萩の実「おはぎ」葛「葛粉」「葛きり」 七草粥
目的 薬用植物・染料 邪気祓い・健康祈願
花の歌 万葉集で詠まれる 1300年代に歌ができる
認知度 低め:2割 高め:7割

1つの行事になっている春の七草は食べる物は七草粥とほぼ決まっています。でも秋の七草の中にも行事食に影響を与えています。萩の実を粉にして粟と混ぜて食べたのが「おはぎ」の始まり。

春の七草は運気UPとリセットができます?!

葛は葛粉や葛きりとして今も食べています。日本の歌から始まった秋の七草ですが「薬・食材・染料・資材」としての大きな役割を持っているモノばかりです。

◆秋の七草の働き
・萩:花は染料 根は女性のめまいやのぼせ
・葛:根は葛根湯の原料、風邪薬
・なでしこ:利尿・月経不順
・女郎花:解熱・下痢止め・血行促進
・藤袴:利尿作用・入浴剤として使うと皮膚のかゆみを軽減
・桔梗:咳止め
・尾花:屋根を葺く・囲い

尾花(すすき)以外の6草は薬効が確認されています。仕事の都合上旅の多い憶良が、残してきた人を思って「寒い季節への準備」として詠んだ歌との解釈もできますね。

ただし食べる物が明確でないために認知度が低いのは残念です。秋の七草が1つも分からない人が7〜8割だったという調査結果もあります。

秋の七草でお粥やスープを作って食べる日はありません!

でも日常生活で重要な役割を持つ7つの秋の草花にも、ぜひ関心を持ってほしいと思います。

秋の七草どうやって覚える?

春の七草は秋の七草に対抗して1300年代に覚えやすい歌が作られました。なのでなんとなく頭の片隅に残っているのですね。秋の七草覚え方、ススキは尾花・朝貌は桔梗として作りました。

(なでしこ)
おみ(おみなえし)
(はぎ)
(ききょう)
(ふじばかま)
(おばな)
(くず)
※「なおみはきふおく」お金持ちのなおみさんが寄付を億単位でしたのをイメージしてみて下さい。

秋の七草を見る機会は栽培をしている植物園やお花屋さんの場合が多いですね。自生の桔梗と藤袴はなんと絶滅の危険がある植物としてリストに載っています。

山上憶良が見ていた花と同じ花を見るのは、レアな機会かもしれません。見るだけではなく守ることも意識しないといけないようですね。

「見る・使う・覚える」という3つのポイントがある秋の七草。秋のお出かけは七草が見られるコースで計画はいかがですか? 七草を覚えてから出かければ、差が付く秋の1日になりますよ。

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