日焼け止め! SPFとPAの意味は? 数字と+で守れるの?!
日焼け阻止のSPFとPA。今や季語に昇格しそうな勢いで浸透している単語。もちろん季節は夏。「白い肌数値確認SPF」「PAのプラス数えて旅支度」など、ぜひ一句ひねる時にお役立て下さい。
SPFとPAが気になるのは確かに夏だけど、七十二候でみて見ると、4月終わりの穀雨から9月終わりの秋分まではマスト。
聞きなれた見なれたSPFとPAだけど、詳しく説明をして下さいと言われるとチョット自信ないですよね。PAはパーキングエリアだよねっていう人が1人は出てくるのも想定内。
なにの略語か分かる? 正しいスペルが言えれば肌活上級者になれるかも。示している意味は? SPFとPAは日焼け止めには必ず書かれているけれど。数字とプラスの意味も知っておきましょう。
日焼け止めSPF・PAの意味は? 正しいスペルもチエック!
日焼け止めのSPF・PAの意味を知っていますか? 日焼け止めを買う時には必ずSPF・PAの文字を目にしますよね。呼び方はそのまま、エスピーエフとピーエーだけど意味とスペル調べてみました。
今では懐かしい昭和な夏♪麦わら帽子
◆SPF:Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)
紫外線UVBをカットするパワーを示します。SPFの後に20などが必ず数字が付きますね。
◆PA:Protection Grade of UVA(プロテクショングレードオブユーブイエー)
紫外線UVAをカットするパワーを示します。PAの後に+(プラス)記号が必ず付きますね。
日焼け止めに使われている成分ではありません。どちらも紫外線を防ぐパワーやレベルを示します。そして避けたい2つの紫外線それぞれに対応。
エネルギーが強く皮膚の表面を赤くするUVBはSPFがカット。エネルギーは弱くても肌奥の真皮まで届くUVAはPAがカット。絶対焼かない人は最大レベルをチョイスと思いますね。
でもSPF・PAの後に続く数字と+の記号が気になります。正しいSPF・PAの理解と使い方で、焼けない焼かないSTOP日焼け美肌講座を始めます。
SPFの後に続く数字はナニを表しているの?
日焼け止め見るとSPFの後には必ず数字が書いてあります。10・20など色々ありますが、SPFの後ろに続く数字にはこんな計算式が隠されています。
- SPF50の計算式は?
- SPFに続く数字の大きさ解釈ポイント
日焼け止めを塗らないスッピン状態と比較して、日焼けが始まる時間を何倍に延ばすことができるかを示す数字です。
約20分間ナニもつけないスッピンから、日焼けが始まるタイムを1とします。
●SPF50:20分×50=1000分
SPF50を塗れば1000分日焼けを始まる時間を延ばすことが可能となります。16時間40分延長可能。計算上は起きている時間すべてUVBを防いでくれるコトになりますよ。
UVBは強い日差しのイメージがあるので、ギラギラと照りつける太陽から肌をガードする力と思いがちですね。日焼けを防ぐ時間を延長する「時間」を示しています。
海水浴などで皮膚が真っ赤になるのは8割がUVBの影響。皮膚の表面だけではなく細胞にもダメージを与えるUVBは皮膚がんの原因とも言われています。
SPFの数字はそのまま信頼してイイの?
SPF数値が50なら1000分・16時間40分日焼けすることが延長可能。UVBを浴びる危険を考慮すれば、日焼け止めはコレしかないと思うのは誰もが同じ。ここでSPFの数字を決めた時の方法を確認してみましょう。
顏の1平方cm当り2mgを塗布し、測定して得られた効果
女子の顏の面積平均は330平方cm(縦22×横15)。2×330=660mgが必要です。顏全体ににフツーのクリームを塗る時、分量は約300mg。かなりガッツリと塗らないと数字通りの効果は得られません。
SPF50であれば、塗ったすぐの効果がそのまま1000分持続するという訳ではありません。汗などの影響もあるので、効果は段々右肩下がりになっていきます。
大切なのは1度で厚塗りをするのではなくこまめな塗り直し。SPFの後ろに付く数字はあくまで目安であることを覚えておいて下さい。
PAの後ろにある+の記号は意味があるの?
もう一つのアルファベットPA。PAさんと呼ぶとコンサートに欠かせない音響担当なのですが、今回は日焼け止めのPAなのであしからず。話を元にもどしてPAの後ろにある記号+を調べました。
- PA+はナニを表しているの?
- PAに続く+の解釈ポイント
UVAに当たって肌が黒く日焼けするまでの時間をどれくらい延長できるかを示しています。
プラス1つから4つまでの4段階に分けられています。
+:防ぐ効果があります。
++:防ぐ効果が十分にあります。
+++:防ぐ効果がかなり高いレベルです。
++++:防ぐ効果が極めて高いレベルです。
肌が黒くなるのを防ぐことが、どれ位延長する力があるかを示します。+が多いほど防ぐ力は強くなります。+の数で肌をガードする力のレベルが判明。
比較的エネルギーは弱いUVAですが、季節に関係なくいつでもUVAは降り注いていますね。肌の奥まで入り込む性質が、将来的なシミ・シワを作り出すと言われています。
PA++++の基準ができたのは2013年1月から。技術的に日焼け止めのレベルが上がった、UVAの影響がやはり見逃せないという意識の高まりの結果。
でもやはり基準を決めた方法はSPFの時と同じです。かなりの分量を塗らないと+の数そのままの効果は期待できません。
しつこいようですが、日焼け止めには数値や+の数よりも「こまめ」「塗り直し」が重要なポイントとなりますね。
日焼け止めは最強レベルでガード??
日焼けをしない時間延長ができるSPFとパワーで守るPA、絶対に焼けたくない宣言をした時には心強い存在。でもやはり選び方には押さえるべきポイントがあります。
SPFは最大の数字が必要?
50なら計算上は16時間40分、日焼けをしない効果があります。ただこれはあくまで計算上。汗をかいて落ちてしまえば効果は期待できません。
長時間の防御のためには配合される成分も多くなるので、肌の乾燥も心配。ここでのポイントは生活内容で選ぶにあります。
1.太陽の下での長時間のレジャーや作業にはSPF30以上を選ぶ。
2.日常の家事・外出・移動ならSPF15~20位で十分。
数値が大きいものを塗ってそれでお終いではなく、汗をかいたら塗り直すなどのこまめな対応で肌を守るのが重要。
PAは+4つがマストなの?
UVA対策として、1年中日傘を使用している意識の高い方に出会うこと多くなりました。日焼け止めのPA+選びにもこだわっていますよね。こんなこと意識して選んでいますか?
1.長時間紫外線に当たる時は+++以上を選ぶ。
2.営業の外回りなら+++、屋外作業がメインなら++を選ぶ。
日焼けも心配ですが、日焼け止めによる肌へのダメージにも注意が必要。他には日焼けしやすい・しにくいなどの肌の個人差にも気をつけましょう。
SPFは日焼けが始まる時間を20分と設定していますが、これより短く10〜15分で日焼けが始まる人もいます。乾燥肌でSPF30でも肌が荒れ気味になる人もいますよね。
ホントに合う日焼け止めとの出会いは意外と難しいのかも。しっかりと紫外線をガードしてくれる日傘や羽織モノもでているので、グッズも活用して、「マイベスト日焼け止め」見つけにお出かけ下さい。
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