さつまいもの栄養の効能は? 骨にも肌にも?? 食物繊維だけじゃない!!

さつまいもは年間を通して見かけることが多くなった気がしています。出来立ての焼き芋がスーパーの店頭で手に入ることも理由の1つ。季節を問わず新鮮な焼き芋を食べることが可能です。

小腹タイムにスーツ姿の男子が焼き芋を買っていく風景もフツーのことのようです。コーヒーなどにも合う自然の甘さでエネルギー補給をするのでしょうね。

さつまいもを食べれば…。さつまいもを食べなきゃ…。こんな時が誰にでもあります。頼りになるお芋です。

以前から言われていることはもう認識済み。でもきっとそれ以外にもイイことがあるはずです。他にも何かあるの効能は? 栄養は? さつまいもは秋も冬もその後も食べて欲しいお芋です。

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さつまいもの栄養の効能は? エッそれもあるの…??

さつまいもの栄養の効能。今更調べる必要が無いくらい、さつまいもの栄養の効能は広く知れ渡っています。でも食べる機会が増えているさつまいも。正しい栄養と効能を知りたいと思います。

お芋界の2大巨頭「さつまいも」と「じゃがいも」の比較を表にしました。

皮も美味しく食べられるレシピ♪レモンがポイント

★★★ さつまいも・蒸し
皮つき・100g
じゃがいも・蒸し
皮つき・100g
エネルギー 140kcal 81kcal
カルシウム 40mg 5mg
β-カロテン 45㎍ 4㎍
ビタミンC 20mg 11mg
水溶性食物繊維 1.0g 1.3g
不溶性食物繊維 2.8g 2.2g

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

まずはお芋100gって? の疑問から解消していきます。さつまいもは「長さ約18cm・上から見た幅5~6cm」が通常サイズ。重さは220g前後です。

スーパーの店頭で見かける焼き芋は通常サイズよりやや大きめに感じます。もし1つ全部を食べるとご飯1膳(160g・270kcal)を超えることに…。

じゃがいもは「長さ幅とも6.5cm」が一般的なMサイズ。1個の重さが120g~135g辺り。じゃがいもをゆでて食べることはあまりないかもしれませんが栄養成分を比較してみてください。

カルシウム・β-カロテン・ビタミンCは、いずれもさつまいもの数値が上回ります。さつまいもはいも類の中でカルシウムの含有量は第1位。

カルシウム不足を心配する時にはさつまいももサポート食材になります。

りんご100g(中サイズ約1/2)に含まれるビタミンCは約4mgなのでこちらの数値の高さにも注目したいですね。

さつまいもと聞くと食物繊維がまず浮かびます。でも数値的にはそれほど高スコアではありません。分類すれば不溶性の食物繊維が多いことが分かりました。(ちなみにトウモロコシとほぼ同量)

腸を刺激することで腸の動きを促す働きがある不溶性食物繊維。水に溶けないので残ったものが便になります。量が増えることで便通をスムーズにすることが可能です。

さつまいもの栄養の効能に期待できるのは食物繊維だけではありません。そしてカルシウム・ビタミンC以外にも効能が期待できる成分を持っています。

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さつまいもにしかない成分と皮の関係?

さつまいもの効能についてのお話を続けたいと思います。まずはさつまいもだけにしかないオンリーワンの成分をご紹介します。響きは意外とかわいい系です。

  • ヤラピン
  • さつまいもだけが持っている成分です。さつまいもをカットすると白っぽい水分が出ますね、これがヤラピン。ヤラピンは主にオリゴ糖で出来ています。

    下剤として使われるヤラピンは適量なら健やかな腸の働きを促します。胃の粘膜を保護をする効果も持っています。

    水溶性と不溶性2つの食物繊維とヤラピンで腸内環境を整えてくれます。

  • クロロゲン酸
  • 植物に含まれるポリフェノールの1種です。コーヒーに含まれていることで注目されました。さつまいもにもこの成分が含まれています。

    抗酸化作用が期待できる成分なので、細胞のサビを防いでくれます。肌のシミ予防にも効果がある成分です。

ヤラピンは皮と実の間、クロロゲン酸は主に皮に含まれています。さつまいもは皮も一緒にたべることでより良い効能を得ることが出来ます。

皮ごと食べたいさつまいも、次はそのための洗い方と保存方法です。

優しく洗ってね♪水分と低温は苦手です…

皮ごと食べる場合は表面の汚れなどが気になりますね。さつまいもを洗う時はメラミンスポンジを使います。細かい部分に残っている汚れも力を入れずに落とせます。

農薬が気になることもありますが、表面に残っているかもしれない農薬を落とすことも可能です。

保存をする場合に気をつけたいのは水気と温度です。お芋ほりで掘った土がついたままのさつまいもは特に注意が必要です。

水洗いをすると傷みの原因になるのでまず日光に当てて表面を乾燥させます。土が落ちる程度(4~7日)まで乾燥させます。

ここからはスーパーなどで購入したさつまいもにも当てはまる保存の注意点です。

さつまいもに適した温度は10度~15度

18度以上で保存をすると芽が出てしまいます。適温より低い温度で保管をすると傷みが始まります。

保存する容れ物は通気性ある段ボールがおススメ。新聞紙などでくるむと寒さも防げます。適温の温度が一定に保てる場所での保存がベスト。

保存期間が2ヶ月を超えるとさつまいもが熟成して、より甘いさつまいもを食べることができます。

加熱をすれば冷凍も可能です。1本丸ごと使った焼き芋をそのままラップに包んで冷凍。電子レンジで解凍すれば食べられるので、ぜひお試しください。

色々な種類で効能も追加?!

さつまいもの食感は「ホクホク」が主流でしたが今は「しっとり」を支持する人が増えてきました。安納芋という種類のおかげですね。焼き芋もこの2種類を用意しているお店を見かけます。

安納芋は実の部分がオレンジ色に近いものがあります。フツーのさつまいもよりβ-カロテンの含有量が多めの種類もあるようです。

初めて見た時はビックリしましたが、実が紫のさつまいももありますね。紫の部分には「アントシアニン」が含まれています。紫いもを選べば、目に良いポリフェノール成分が増えます。

さつまいもの収穫は夏の終わりから11月頃まで。少し時間を置いた方が甘みを増すので、一番美味しいのは10月以降年明け1月頃です。

ホクホクした鳴門金時からしっとりのシルクスイーツ。色も楽しめる安納芋と紫いも。選択肢も増えました。それぞれがさつまいもの効能を持ち合わせています。

寒さに向かう前の季節の変わり目は、さつまいもでエネルギーチャージしてくださいね。

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