抹茶とは? 定義はあるの? 手間と時間をかけたプロセスが?!

抹茶とはナニ? 定義はあるの? そんなコト言われたら、せっかく一服立てて、まったりしようと思った時間が台無し! なんて怒らないで下さいね。

私も抹茶大好きです。正座が苦手だったので茶道はあきらめたんですけどね。深みのある苦味と、季節を少し先取りした和菓子の組合せは、至福の時。あんこは、完璧なこしあん派です。

抹茶

でもでも「日本茶=Green Tea・抹茶=Green Tea」なんて訳をされると、なんだか納得いかないんですけど。最近はMatchaなんて表記もあるらしいけど、抹茶には特別感があるはず。

1杯飲むだけなのに、決まりごとが多すぎる気もするけれど、やっぱりあの味はクセになります。定義はあるの? 抹茶とは…細かな泡立ちがポイントだけど、単なるエスプレッソじゃないよね。

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抹茶とは? 定義はあるの??

抹茶とは? なにか定義があって作られているのか…繊細な早緑のきめ細かな泡を見て、抹茶とはそして定義はと思ったのは私だけではないはず。より美味しい一服のために調べてみました。

細かい泡が魅力の抹茶♪

・抹茶とは? その定義
抹茶は碾茶(てんちゃ)を使って作られている。碾茶を粉にしたものが抹茶。

石偏に展開の展で「碾茶」なかなかお目にかからない漢字ですね。しかも碾茶、飲茶とは関係ありません。碾一文字なら「すり潰す・(うす)でひく」を意味します。碾茶を知る必要がありますね。

◆碾茶とは?
茶葉を栽培する時に、遮光性のある黒幕などで日光を当らないように育てた茶葉。摘み採り前の4~5月に20日以上行います。覆下(おおいした)栽培と呼ばれます。

日光をさえぎると茶葉の渋み「カテキン」の作られる量が減り、うま味成分の「テアニン」を多く蓄えます。

お茶を飲んで思わず「ふぅ」と一息つく、リラックス感の素ですね。休息のためのテアニンを成分としたサプリもあります。

  • 抹茶になるまでのプロセス
  • 1.丁寧に手摘みした新芽を蒸す。
    2.そのまま乾燥をして茎や葉脈は取り除く。
    3.残った葉の部分を碾茶として保存。
    4.必用に応じて碾茶を石臼でひいて抹茶にする。

抹茶は手間をかけて育ち、時間をかけて作られますね。京都の宇治・愛知の西尾・福岡の八女で主に栽培されています。

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抹茶の定義は絶対に決められているの?

茶道で使われることがメインだった抹茶。最近はスーパーやコンビニ街中いたるところで、抹茶を使ったスイーツを見かけます。

ある日スーパーの売り場の一角が、緑色に染まったのを目にしました。抹茶を使ったお菓子類が勢ぞろい、あまりの種類の多さに選びきれない…なんて体験をしました。

すっかり人気者になった抹茶。本来であれば「覆下栽培→碾茶→臼でひく」このプロセスを経たお茶が抹茶です。でも近年必要な工程を経ないで流通する、フェイクな抹茶が出回っているのが現実。

  • フェイク抹茶の作られ方
  • ・緑茶と同じ栽培をした葉を機械で細かくすると、抹茶に似たお茶ができる。
    ・秋に作られる番茶を機械で粉にすると「食材用抹茶」ができる。

煎茶などは茶葉を蒸した後に揉んで細かくすることで、お茶が抽出されやすくなっています。抹茶の茶葉はもんで細かくする工程はありません。

人気カフェの抹茶ラテは原産国が日本とHPに載っています。手軽に食べられる個包装のチョコは宇治抹茶使用と記載があります。ホントの抹茶と出会う機会、思っているより少ないのかもしれません。

抹茶に栄養はあるの? カフェインは??

抹茶の栄養と効果も知っておきましょう。ここでも抹茶の製造工程がポイントとなります。

お茶の葉そのままを摂取することができるという特長を持つ。

茶わん

    大きく違うところはココ!

  • 抹茶は粉にしたお茶を溶いてそのまま飲む。
  • 煎茶などは茶葉から抽出した成分だけを飲む
  • 茶葉が持つ栄養成分そのまま摂取することが可能

抽出したお茶にはないビタミンEや食物繊維を含みます。葉酸も多いので女子に良いお茶ですがカフェインも気になりますよね。

◆150ml中のカフェイン
抹茶→50mg
煎茶→30mg

茶葉をそのまま飲むのでやはりカフェインの含有量は多め。でも抹茶の香りには癒し効果もあります。我慢をするより、ノンカフェインの飲み物と組み合わせるなどして上手く摂取しましょう。

抹茶とは? 定義のまとめと抹茶愛?!

抹茶の定義
・一定期間日光を遮って茶葉を碾茶として育てる→覆下栽培。
・碾茶を石臼などでひいて粉状にしたのが抹茶。

抹茶が大人気のため
・スイーツに使われている抹茶には定義通りのプロセスで作られていないモノもある

茶葉そのものを摂取
ビタミンE・食物繊維・葉酸を含んでいます。

繊細な泡で立てられたお抹茶ホント美味しいんですよ。抹茶を使ったスイーツが大人気になるのも納得。でもホントの抹茶を口にしたい時は選ぶことも重要ですね。

抹茶の新茶は11月初旬。初夏にできた碾茶を低い温度で貯蔵をして熟成を促します。葉の青みがとれまろやかでうま味が増す茶葉に仕上げる時間が必要なのですね。

煎茶の時期とは違い秋も終わるころに、碾茶を臼でひき、新茶シーズンを迎えます。「口切の茶事」と呼ばれ茶道ではここがお正月

お楽しみの和菓子は、亥の子餅や秋を表す薯蕷饅頭、干菓子の紅葉は食べるのがもったいない位…抹茶愛より和菓子愛になってしまいました。

敷居が高いと思われがちですが椅子席の抹茶カフェなら、気軽に立寄れます。上級者の立てたお茶とお菓子をまず撮影なんて様子を必ず目にします。

私的には老舗茶舗経営のカフェをオススメ。抹茶スイーツは又の機会になるかもしれませんが、お抹茶を一服と選ばれたお菓子を召し上がって、本物を味わって下さい。

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