椿オイルを食用に♪効果はあるの? 歴史が証明する整う美食オイル?!
椿オイル、椿油とも呼ばれる和の油ですね。食べるイメージがあまりない油ですが、食べることができる植物油です。椿オイル＝髪の毛に使う、どうしてもこれが先行してしまいます。
先日も椿オイルの名産地の代表者の方が「髪の毛に」と言っていたのを耳にしてとても残念に思いました。髪の毛だけではなく肌にも使えるし食用油にもなるのです。
食用油の売り場ではなかなか出会えないかもしれません。でも1度試してみる価値はあります。
元祖健康オタクの将軍様も使っていたようです。かつては油ならコレという時代もありました。効果もあるの? 食用の椿オイル。黄金色のオイルは食卓に輝きをもたらすでしょう。
椿オイルを食用に! 効果はあるの?
椿オイルを食用に使うとナニか効果はあるのでしょうか。椿オイルを食用に使うなんてむしろぜいたくなのかもしれません。椿オイルを食用にするとこのような効果があります。
手搾りで作るのはなかなか大変です♪
椿オイルにはオレイン酸が含まれています。コレステロールに関係する成分ですね。悪玉と呼ばれるLDLコレステロールを上げるのを防ぎ、善玉のHDLコレステロールを維持します。
動物性の脂やバターなどのこってり系の食べ物を摂り過ぎるとLDLを増やす原因にもなります。同じ油脂類でも植物性の椿オイルならその心配は要りません。
もう1つの効果は整腸効果です。オレイン酸は大腸に刺激を与えるので便通を促します。
便秘の解消には食物繊維だけではなく動きを滑らかにする油も重要ですね。
椿オイルを便秘の薬代わりにしていた地域もあるようです。ただ摂り過ぎると胃腸障害を起こすこともあるのでそのまま飲むなら「1日小さじ2杯」を目安にしましょう。
椿オイルのレシピ♪まずはそのままで!!
身体に良い油であることが分かった椿オイル。ではどうやって食べるのが良いのかを調べてみました。まずは加熱をしないで使うドレッシングはいかがでしょう。
椿オイルとお酢を1対1で混ぜ合わせドレッシングにします。すでに調味済みのお酢を使うと味にバリエーションが生まれますね。
生で使うと椿オイル独特の香りを感じることができます。
木に実った種を絞って作る椿オイルはほのかな香ばしさがあります。もしそれが気になるのならごま油を混ぜてみてください。同じ種なので相性が良いようです。
椿オイルのレシピ♪王道の天ぷらで!
スーパーの食用油の売り場はあまりの種類の多さにちょっとビックリしたりもします。でも食用油が限られた種類しかなかった江戸時代に椿オイルはとても貴重な存在でした。
身分の高い人が食べるオイルとして認知されていたようです。そしてこの椿オイルを主に天ぷらに使っていました。
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熱伝導が良い特徴があるので「カラッと揚がる天ぷら油」としてグルメな人々の間で人気があったようです。現代でも天ぷらに椿オイルを使っているお店があります。
他にはオレイン酸を含む油が持つ「酸化しにくい」という長所ももちろん持ち合わせています。揚げたあとの油を炒め物などに安心して使うことが可能です。
椿オイルは特別なオイルではありません。日常使いの油として一家に一本あると食卓を彩る油にもなってくれます。
食用の椿オイルはどこで売っているの?
スキンケア用の椿オイルならドラッグストアや東急ハンズなどで購入が可能です。でも食用の椿オイルを置いてあるお店はなかなか見かけません。
でも今はネットで何でも買える時代。食用の椿オイルもネットで購入可能です。私はスキンケア用に伊豆大島の椿オイルを使っています。HPには食用も載っていました。
値段は130mlで1800円(税抜き)。参考までにエキストラバージンオイルは180mlで1240円(税抜き)。
椿オイルは10ml辺り13.9円。オリーブオイルは10ml辺り6.9円。食用のオイルとしてはやや高めですね。
でも手軽に買えるスキンケア用を食用に使うのは避けてくださいね。肌に刺激が無いようにオイルを生成しています。食用は口に入れるための衛生基準をクリアしています。
せっかくの効果のためには食用であることが大切なことも忘れないでくださいね。
歴史上の文献に椿オイルが登場するのは700年代後半。それ以前から国内では椿が咲いていたようです。最近はかつて栽培が盛んだった地域で再び椿オイルの生産を増やすニュースも耳にしました。
日々変わる健康情報の中で身体に良いオイルとして目立つ存在ではありません。でも昔ながらの製法で作る国産植物性オイルを使う側ももう一度見直したいと思います。
花を愛でその後の種が役立つ椿。椿の葉を使ったハーブティーも販売されています。生命力ある椿から頂く椿オイルでヘルシーに美味しさレベル上げていきましょう。
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