イタリアンパセリって違いがあるの? ボナペティートな一皿にしてくれる?!
イタリアンパセリ、パセリと名乗っていますが飾りのためにトップにのっているとまずパクリと食べてしまいます。お行儀が悪いと言われてしまいそうですがそのまま味わいたいグリーンです。
いつのまにかスタンダードなパセリよりも登板回数が増えているようにも思えます。シンプルなパセリより国の名前がついたことも影響しているのでしょうか。
どちらもポイントとなる差し色のグリーンを担う存在なので上下関係はないと想像します。
けれど、見てみる・並べる・食べるなどなどどこかで比べてしまう気持ちはよくわかります。違いを知りたいイタリアンパセリ。グリーンな対戦を解説しましょう。
イタリアンパセリってナニかが違うの? すっきり系なの??
イタリアンパセリはどこか違いがあるパセリなのでしょうか。イタリアンと心惹かれる国名を名乗っているパセリ。美味しいものがたくさんある国の名前ですね。
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パセリなのにわざわざつけたイタリアン、それならば当然違いはあるはずですがここではまず共通点をご紹介しましょう。
イタリアンパセリとパセリの共通点はコレ。
どちらも「セリ科オランダセリ属」に属しています。
ビジュアルはキク科の春菊のようにも見えるイタリアンパセリですが、モシャモシャとしたパセリと同じ仲間の植物です。
イタリアンとついているけれどスタンダードなパセリとグループは同じなのです。
メニュー名にも使われるパセリ、イタリアンパセリをもう少し詳しく見てみたいと思います。
違いはアピールポイント? なめらかに頂ける??
同じカテゴリーだけれどいつも目にしているパセリとは異なるイタリアンパセリ。違いは確かにありますね。まずはそれを挙げましょう。
・ギザがある平らな葉が茎から枝分かれしている
・柔らかいのでサクサク食べられる
・味にクセが少ない
ビジュアルは一見春菊や同じせり科の三つ葉とよく似ています。丸まっているようなスタンダートのパセリとの大きな違いですね。
あまり火を通さず生でそのまま食べられるレシピに使われることが多めです。カプレーゼに使えば緑の色で見た目が引きしまり、パスタならナチュラルなグリーンに仕上げてくれます。
葉だけではなく茎も柔らかいのですんなりと喉を通ります。
味の違いも大きなポイントです。以前からあるパセリなら特徴でもある苦味を感じますがイタリアンパセリは違います。
クセのある香りや風味が少ないという違いがあります。
思わず手が伸びるスイーツのトッピングに和風パスタやサラダやコンソメ系の透き通るスープのグリーンにも使えるでしょう。
旬の時期はあるの? 手軽に手に入る??
いつものスタンダードなカールをしたパセリは束になって野菜売り場に並んでいます。ほぼ1年中途切れることなく流通をしています。イタリアンパセリも基本1年中供給はされていますが旬の時期があるのです。
春から初夏にかけてイタリアンパセリは旬を迎えます。
月でいうなら3月~5月に出回るものが美味しいとされます。イタリアンパセリの故郷はヨーロッパでも南の地域なので温暖で穏やかな気候がふさわしい生育環境です。
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普段使いのスーパーの野菜コーナーにも並びますが柔らかな葉を傷つけないためにパックに入って「ハーブ」として扱われる場合が多いようです。
ディルやチャービルと一緒に並んでいる場合もあるので見逃さないようにチェックしてください。
栄養はどうなの? 入れ替わりは大丈夫??
ブォーノがあふれる国の名前がついたパセリ、イタリアではイタリアンパセリがスタンダードともいわれています。栄養はどうなのでしょうか。
本来ならカールタイプのいつものパセリとスマートなイタリアンパセリとの栄養を比較するのですが残念ながら公的な栄養成分の数値はありません。
パセリは100gの中にβ-カロテンが7400mg含まれている間違いない緑黄色野菜です。
イタリアンパセリも同じようにβ-カロテンが含まれているので摂りたい成分を含む野菜の1つになるでしょう。
そして同じセリ科の野菜として代用ができるのかどうかが気になります。
茶色のおかずを詰めた後に色を足したい場合はいつものパセリ、イタリアンパセリどちらも使えそうですね。
けれどパセリの香りや独特の味を使いたい場合はやはり代用はできないと判断します。
イタリアンパセリとやはり似ているセリ科の三つ葉との代用はどうでしょうか。香りや和の完成度を求めるならばやはり三つ葉を用意したいですね。
いつもと違うものにチャレンジという場合ならお味噌汁に使うのもアリのようです。クセのなさでどんな食材にも溶け込んでくれるようです。
もう1つイタリアンパセリに似ている野菜があります。それはエスニックな葉物パクチーです。
パクチーの刺激ある香りを求めるなら代用はおススメしません。
口にしたけれどあまりの平穏さにガッカリなどという体験も目にしました。
パセリと名乗っているけれど味や食感すべてに対して「食べやすさ」を網羅しているイタリアンパセリ。登場回数を増やしてお家イタリアンを本格レベルに上げるのを願っています。
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