イロハモミジの葉の色♪ その時だけじゃない緩やかに進む変化を見逃さないで!!

イロハモミジ。この6文字を並べただけで深まる季節の足音が聞こえてきそうです。モミジだけよりも「イロハ」がプラスされたことでナニかが違うことも想像できます。

移り行く季節をゆっくり味わうのはとても贅沢な時間とも思えるのですがイロハモミジは誰に言われなくても自ら移ろいを行動で示しているようです。それに気が付かないのはもったいないですね。

わざわざ出かけなくてもいつも歩く道の植え込みや近くの公園で出会えるチャンスがあるかもしれません。

深く知れば歩く時間もゆっくりになるでしょう。そして今だけではないことも分かるかも。葉の色は? イロハモミジ。親しみある名前の通りの印象なのか、調べてみました。

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イロハモミジの葉の色は? 他とは違うの??

イロハモミジの葉の。季節が変わって葉の色が変わっていく景色は大きなニュースになったりします。イロハモミジの葉の色もその景色に貢献しているのでしょうか。

夏だから色が違うの? ノムラモミジをご覧ください

ところで「モミジ」は知っていてもその前にわざわざ「イロハ」とつくモミジにはナニか特徴があるのでしょうか。イロハモミジの葉の特徴をまずご紹介したいと思います。

    ◆葉の特徴

  • 葉の大きさは5cm×5cm
  • 葉が7つに分かれている
  • 分かれた葉の1枚の幅は約1.5cm

葉のサイズは約5cm四方におさまるサイズです。手のひらを広げたように葉がそれぞれに分かれています。

イロハモミジは7つに分かれているので「いろはにほへと」とカウントしたことが名前の由来になっているようです。葉の幅も細身なのでイロハモミジは盆栽にも選ばれるモミジです。

モミジの形はそのままで季節のアイコンになります。その中でも品の良さが伝わってくるイロハモミジの葉。次は色のお話に移りましょう。

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花が咲くの? 葉はどうなっているの??

イロハモミジの葉は頭の中にしっかりとインプットされているモミジの形をしています。もしかして葉の色は季節が深まった頃に見られる色になっていませんか。

その前に見てほしい葉の色とイロハモミジの木の姿があります。イロハモミジはこのような様子になっているのです。

イロハモミジが緑の葉になっている時期は花も見られます。

葉の大きさは控えめですがイロハモミジの若葉は青紅葉とよばれる景色を作ります。そして4月あたりには、葉の間に5mm前後の小さな花と実が目視できるのです。

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頭にのせると空が飛べそうなプロペラ型の色は薄いピンクをしているのでまた違った印象を与えてくれます。

植え込みにイロハモミジが選ばれていたら、葉と花の共演が間近で観られるでしょう。ここはあえて「観る」を使いたくなる光景です。

気温が上がる前のさわやかな空気の中でもイロハモミジはみる価値がある葉をみせてくれます。

変化はゆるやかに? 違いも見られるの??

イロハモミジの葉の色は1つの季節限定ではありません。モミジをあまり意識しない季節でもイロハモミジは違った色で楽しませてくれるのです。

若葉から花が咲く季節そして夏を経てイロハモミジへの注目度が高まってきます。秋から晩秋へそして初冬へとこのように変化をします。

落着きある黄色→深みのあるだいだい色→明るめの赤色

イロハモミジが色づく時期は生育している地域で変わります。気温は「最低気温が8度以下」が目安です。標高の高い地域では10月頃から平野では11月の終わりが目安となります。

条件にもよりますが緑色の葉は黄色から段階を踏んで紅葉と称賛される色に変わっていきます。

イロハモミジは野菜や果物にある色素「アントシアニン」が含まれていますが含有量に個体差があるので木によって色が違う場合もあるようです。

朝晩の寒暖差が大きいとよりキレイな赤になるので生育の環境も葉の色に影響を与えます。

気温の違いが大きい時期は体調が不安定になりがちですが紅葉には良い気象条件となっているのですね。

仲間は多めなの? 季節を勘違いしている??

イロハモミジは名前が分かりやすくモミジを具現化した葉をしている人気の品種です。けれどモミジはイロハモミジだけではありません。他にもまだあるモミジをご紹介します。

★★★ ヤマモミジ オオモミジ ノムラモミジ
科・属 ムクロジ科
カエデ属
ムクロジ科
カエデ属
ムクロジ科
カエデ属
生育地 日本海側 太平洋側 全国各地
特徴 約8cm×8cm
大きいモミジ形
約8cm×8cm
切れ込みが浅い
約6cm×6cm
夏の葉が赤紫

どのモミジも属しているのは「カエデ属」これはイロハモミジも同じです。

秋に葉が色づく木をまとめて「モミジ(紅葉)」と呼ぶケースがありますがカエデとモミジを区別しているのは日本だけのようです。

ヤマモミジはイロハモミジより葉は大きめですが手のひらを広げたような葉は紅葉と具現化しています。

オオモミジは太平洋側でも標高が高い地域に植えられています。日光の名所でも存在感のある葉を見ることができるようです。

ノムラモミジは漢字にすると野村紅葉ですがこの野村は葉の色を表す濃い紫「濃紫」をのむらと読んだのが由来になっています。

5月の若葉の時期にすでに紅葉しているような赤紫をしているのが特徴です。

その後は一旦緑になり秋になるとまた赤く色づく不思議な品種、庭木にも盆栽にも使える人気の品種の1つになっています。

カエデ属にカテゴライズされるモミジたちは落葉樹なので紅葉をした後の葉はすべて落ち、空に伸びた枝だけとなるのです。次の季節に向けての準備期間に入ったのです。

イロハモミジもその他のモミジたちも秋の紅葉シーズン以外にも気にかけて見てほしい葉の色を持っていました。

「紅葉が始まりました」のニュースを耳にしたら、紅葉ツアーの準備に取り掛かりましょう。もみじの葉はいつも通りに色を変え人々が訪れるのを待っています。

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