温海かぶとはどのようなグループに属するの? 味わいましょう! じっくりゆっくりと?!
温海かぶ。「かぶ」とあるので野菜に関連するワードというのは予想がつくでしょう。確かにかぶの仲間の1つです。けれど温かい海を2文字にした「温海」がついています。
海が温かいというのは温泉チックな場面も想像してしまいます。そして「温海」の読み方は分かりますか。答えは後で発表するのでお楽しみにしてください。
派手や注目とは縁がない野菜の1つかぶですが、時にはその味に箸が止まるという思いがけない感動体験ができるかもしれません。
色やフォルムはもう決まっている気もしますがそれを超える種類もあるようです。そのような野菜の1つとは? 温海かぶが持つ魅力を紐解きます。
温海かぶとはどんなかぶ? 謎が多めの予感??
温海かぶとは、どのようなかぶなのでしょうか。温かい海と名乗っている温海かぶ。心惹かれるネーミングですね。温海かぶ。ここではまず読み方から始めましょう。
手作りもできます♪ じんわりと美味しい甘酢漬け
温海かぶの読み仮名はこのようになります。
「あつみかぶ」と読みます。
温かい海は「あつみ」です。似ているメジャーな一文字違いの名前もありますがこの場合は「あつみ」と読んでください。読み方を知ったあとは「温海かぶとは?」の答えに迫ります。
どのようなかぶなの? 目にした記憶はあるの??
温海かぶの読み方が分かったあとは本題の「温海かぶとは?」を紐解いていきましょう。もしかしたらどこかで手にした体験があるなんてこともあり得そうな温海かぶ。
温海かぶとは? に対しての答えはコレになります。
山形伝統野菜にカテゴライズされる作物です。
全国各地に地域のプライドを背負った野菜がありますが温海かぶもその1つにカテゴライズされます。
山形県で歴史をつなぎ守り大切に育てられた「かぶ」でした。山形の伝統野菜他にはおかひじきもその仲間に入っています。
どこのスーパーでも並んでいる確率が高いいつものかぶとは違って栽培の地域はかなり限定的です。唯一のかぶ「温海かぶ」が持つ魅力の理由を紐解きましょう。
時間と温度が必要? 継承がポイント??
地域が限られているしかもその地域はピンポイントで指定できる温海かぶ、栽培も限定的な方法が行われています。
栽培方法をご紹介しましょう。
- 温海かぶの栽培方法
7月半ば栽培に使う原野等の植物を刈り土を乾燥
↓
8月半ば「焼畑」を行う
↓
土が熱を持っている間に種をまく
↓
間引きなどの手入れをして10月~12月に収穫
梅雨明けを目途にして栽培がスタートします。温海かぶを育てるための土壌づくりから始まるのです。
お漬物で食べると美味しい葉物野菜があります♪ 地域の名産というプライドも背負っている高菜と野沢菜のお話はこちらで
「焼畑」は「やきはた」と読みますが、植物を焼いて「灰」を作りそれを肥料にして作物を育てます。
温海かぶには必須の栽培方法となっています。
山形の伝統野菜ですがこの栽培を行っているのは鶴岡市の温海地域、ネーミングは地域名を由来としているのです。
本格的な雪の季節の前に収穫が行われます。
地域の環境や天候だけではなく人の手による「焼く」という作業が相まって温海かぶの供給が続いているのですね。
本来なら栽培のお話は収穫で終わるのですが温海かぶにはまだ知ってほしいことがあります。
温海かぶの収穫が終わり雪が溶け春が来ると温海かぶに花が咲く季節がやってきます。かぶの仲間なので植物的なグループはアブラナ科、黄色い花びらが4枚並ぶ菜の花と同じビジュアルの花が咲きます。
花が咲いたあとは種をとることも可能です。
収穫が終わった温海かぶから種を作れば昔からの品種を守れるのです。
温海かぶは歴史をつないでいくのも栽培過程の1つに組み込まれているのでしょう。
どこで手に入るの? 定番の食べ方が??
守り育てる様々なプロセスを経て温海かぶは流通経路にのります。手に入れたい場合はどうするといいのでしょうか。まずは定番の甘酢漬けならアンテナショップなどで購入ができます。
それ以外にフレッシュな温海かぶはネットで販売があります。
甘酢に漬ける前の温海かぶ、表面は深めの赤紫中は白というコントラストがまた魅力です。
栽培している地域ではフレッシュな温海かぶを購入してそれぞれの好みの味でお漬物を作ります。
栽培の歴史は300年以上なのですが温海かぶは西洋から伝わった洋種にカテゴライズされます。
かぶというとお味噌汁や煮物のレシピもありますがこれは和種にあった調理法です。
温海かぶは硬さが特徴なので加熱よりも生を「漬ける」というレシピが1番相応しいのです。
アブラナ科野菜の特有の辛味もありながら甘みと酸味のバランスがとれている温海かぶの甘酢漬けは病みつきになるお漬物です。
収穫までの時間と手間そして次の栽培に向けたロングスパンを考えると「温海かぶでご飯何杯も食べられる」などという負けず嫌いの表現は避けてほしいと思います。
色と香りをゆっくりと感じてからしっかりと噛みしめ味わって食べるかぶとして認識してほしいのです。
温海かぶの深い赤が似合うお皿を選んで「いただきます」を始めましょう。
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