イカナゴは何の魚なの? 期間も地域も超限定的?? 独立心が旺盛なの?!

イカナゴ。この名前を目にしてピンとくるのは限定的かもしれません。以前は私もあまり縁のないものでした。ところがある地域を訪れる回数が増えた結果すっかり身近になったのです。

それからは周りをじっくり見た結果すでに加工済みのものなら大型スーパーなどで扱っているのを知りました。やっぱりイカナゴを食べたい人は全国にいるのを実感したのです。

メジャーな存在というよりは個性や独自の吸引力があるというのは大げさかもしれません。

けれどこれがないと始まらないといわれるほどの食材はあまり他には見当たらないでしょう。何の魚なの? イカナゴ。入手と続けるために知りたいと思います。

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イカナゴは何の魚なの? 難しく考えすぎてた??

イカナゴは何の魚。サイズは小さめ店頭ではまとめて売られるのでその姿をじっくりと見ていないのも確かです。イカナゴが何の魚なのかの回答、まずはコレになります。

イカナゴのくぎ煮♪ ショウガをたっぷり入れます

イカナゴはイカナゴ科に属する日本各地に生息する魚

もしかしたら想像の斜め上をいく回答になっていますか。イカナゴはそのサイズからイワシの稚魚でもあるシラスの仲間と思っていませんでしたか。

それは私だけの勘違いなら申し訳ないのですが、さまざまに加工されるシラスにつながる魚と決め込んでいました。

イカナゴは単独のグループを作っている魚です。イカナゴはイカナゴというシンプルな回答をもう少し掘り下げましょう。

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どちらの名前を知っている? 身近な魚なの??

すっかり勝手にシラスと同じグループに属していると思っていましたが、日本各地の沿岸を泳いでいる魚のイカナゴ。プロフィールを再確認します。

    イカナゴ

  • スズキ目イカナゴ科イカナゴ種
  • 各地で呼び方が変わる
  • 成魚は20cm越え

イカナゴはスズキ目という大きなグループに属しています。たたみいわしに使うシラスとは全く違うグループでした。

他の魚と仲間にはならず「科」の名前にもなっているのには驚きです。

イカナゴが公的な呼び方になりますがこれは主に関西で使われています。

関東では小女子(こうなご)と呼ばれています。「イカナゴ=コウナゴ」です。佃煮として見かけますが、この名前なら知っているという声も聞こえてくるでしょう。

5年ほどで成魚になり、大きなものは20cmを超えるサイズになります。東北地方では「メロウド」と呼び名が変わります。お刺身で食べるのも可能なようです。

漁獲があるのは北海道から九州までとほぼ日本沿岸を網羅、それぞれの地域で呼び名があるイカナゴ。次は栄養をチェックしたいと思います。

手軽に摂れる? のせても混ぜても大丈夫??

どこかの科には属していないイカナゴ、それを知ってみる目が変わったというのは大げさでしょうか。それでもイカナゴを食べるメリットには変わりはないはずです。

体長が小さい時なら骨ごと食べるのは苦ではありません。期待している成分も含まれていると予想できます。比較相手には似ているを連発したシラスを選びました。

★★★ イカナゴ
生/100g
イカナゴ
つくだ煮/100g
シラス干し
微乾燥/100g
カロリー 111kcal 271kcal 113kcal
たんぱく質 17.2g 29.4g 24.5g
カルシウム 500mg 470mg 280mg
ビタミンD 21.0μg 23.0μg 12.0μg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

鯛と名乗っているけれど違うって単なる噂? 煮魚にお刺身に干物もある金目鯛の真実はこちらで!

イカナゴが生の年齢は不明ですが成魚はサイズにもよりますが1匹150g前後になるようです。稚魚のサイズは3cm前後、つくだ煮1人前は約50g。シラス1人前は40g前後を目安にしてください。

イカナゴは成魚であれば、お刺身や塩焼きにして食べる地域もあります。参考までにスズキ目なので白身魚のグループです。

まずはニュースにもなる稚魚を使ったつくだ煮の栄養を見ていきたいと思います。

つくだ煮は甘味料などを使うのでカロリーはやや高めになってしまうので食べすぎには注意が必要のようです。

白いご飯にのせたくなりますがカロリーが気になる場合はキュウリやキャベツなどと合わせて和え物として食べるのもおススメです。

カルシウムと魚から摂りたいビタミンDはいずれもシラスより含有量は多めでした。

骨を作るためのカルシウムと働きを助けるビタミンDが一緒に手軽に摂れますね。

旬はあるの? 予約が必要ってホント??

師走から年明けにイカナゴは産卵をします。2月から3月にかけての新子(しんこ)と呼ばれる稚魚が市場に出回ります。

体長約3cm新子という特別な名前を持つイカナゴをつくだ煮のように煮たものがくぎ煮。ホームメイドの作り置き・保存食の先駆けですね。新子のサイズで作るくぎ煮が味も食感もベストです。

イカナゴの旬といえばこの新子が出回る時期といえるでしょう。

イカナゴのレシピは稚魚を使ったものだけではありません。生後1年ほどのイカナゴはフルセと呼ばれサイズ感やビジュアルはワカサギのようです。

レシピもワカサギと同じ、フライでサクサクとたべられます。市場に出回るのは新子が終わった3月から4月です。

イカナゴは春の魚ですが、近年は漁獲量が格段に減っているというニュースを目にしました。予約をしないと購入できないほどのようです。

イカナゴが減っている理由は色々のようですが以前のように旬の時期にイカナゴが店頭に並ぶ風景が見られないのは残念です。

漁獲量が増える対策も様々に進行しています。自然の恵みのイカナゴが早春の食卓に途切れず上がるのを願っています。

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