すだちとライムには味の違いがあるの? レシピと香りから読み解く答えはシトラス??

すだち・ライム。2つを並べてみると正反対に位置する果物というイメージがわいてきます。ひらがなと漢字という見た目が影響したり、耳に届く響きも関係したりと予想します。

すだち・ライムを使うときにはそれぞれ独自の場面があるでしょう。比べればビジュアルは似ているけれど、同じ果物でありながら別グループなのではという疑問も浮上します。

どちらの味好きとかランクが上とかついつい比べてしまうのは両方ともそれぞれに魅力があるからかもしれません。

売り場で眺めているだけでも頭の中で妄想を膨らましていても判明しません。それならば味にはどのような違いが? すだちとライムのことを調べてみました。

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すだちとライムの味に違いが? 見た目は似ているけど??

すだちとライムのにはどのような違いがあるのでしょうか。表皮は同じグリーンのすだちとライムですが味には違いがあるはずです。レシピも使い方も様々な場面があるすだちとライム。

ライムのおかげでいつものレシピがレベルアップ♪

けれど見た目が似ている点はとても気になりますね。味の違いの前に2つの共通点を確認したいと思います。

  • ミカン科ミカン属にカテゴライズされる柑橘類
  • 香りを味わう香酸柑橘類

冬のお茶の間に欠かせないみかんですが柑橘類の中では大きなグループを作っています。

みかんのように皮をむいて食べるイメージの無いすだちとライムですがグループとしては同じ仲間といえるのです。

ミカン属の中で「スダチ種」「ライム種」とそれぞれまたグループが分かれるので、種としては別カテゴリーになります。

もう1つの共通点は主に味わうのは「香り」や「果汁」という点です。

みかんのように皮の中の果肉・砂じょうはあまり注目されません。共通点もあるすだちとライム次は今回のキーワードでもある「味」の違いのお話に移ります。

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レシピからも予想? 違いに引き付けられる??

大きなグループでは同じ仲間のすだちとライム。けれどみかんのように食後のデザートやおやつにはならない香酸柑橘類に属しています。

そしてこの2つの柑橘類の味にはどのような違いがあるのでしょうか。味を言語化してみました。

◆すだち
苦味はそれほどありません。酸味はキリリとしていながらまろやかさも感じられます。

◆ライム
特徴ある苦みがあり酸味も強めですが、爽やかで鼻を抜ける香りがクセになります。

すだちを使った代表的なレシピに「すだち蕎麦」がありますね。比較的表皮が柔らかいのですだちを食べるのも可能です。

香酸柑橘類ですが香りと果汁と果肉もいただけます。

ライムを使ったレシピといえばすぐに思い浮かぶのはドリンク類でしょう。カクテルはもちろん、水分補給になるフレーバーウォーターにもライムは活躍してくれます。

すだちの故郷は日本、ライムの故郷はインドから東南アジアの高温の地域です。和食にあうすだち、軽い刺激もある香りを持つライム、生育の環境も味に影響を与えているようにも思えます。

和と洋のシトラスを堪能できるのは贅沢な体験ともいえるでしょう。

どのくらい含んでいる? あの成分はどうなの??

すだちとライム。共通点もあるけれど味や香りの違いがそれぞれのピーアールポイントになっています。

同じ柑橘類ですが栄養成分に違いがあるのでしょうか。すだちとライムそして香酸柑橘類の洋物代表のレモンの3つを比較してみました。

★★★ すだち
果汁/100g
ライム
果汁/100g
レモン
果汁/100g
カロリー 29kcal 39kcal 24kcal
カリウム 140mg 160mg 100mg
ビタミンC 40mg 33mg 50mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

すだち1個は30g前後1個からとれる果汁は10g前後、ライムは1個100g弱1個からとれる果汁は約15g、レモンは1個約150g1個からとれる果汁は40~50gを参考にしてください。

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柑橘類の果汁も種類によってカロリーに違いがあるのが分かりました。中でもライムは3つの中でもカロリーは高めですがそれほど心配になる数値ではありません。

むくみを防ぐ効果が期待できるカリウムは水に溶けだす性質がありますが、絞っただけの果汁ならあますことなく摂取できそうです。

柑橘類で1番期待するのはビタミンCですが比較すると「レモン→すだち→ライム」の順になります。

直径4cmの可愛い和もの系のすだち、香りが魅力のライム、ビタミンCを増やせるレモン、3つのコラボで足りない成分をカバーできるででしょう。

これまでのイメージが変わる? 旬もあるの??

学名に「Sudachi」が使われているすだち、旬は夏の終わりから10月頃までです。ライムはメキシコなどからの輸入品が流通しているので年間を通して果物売り場に並んでいます。

最近は国内でもライムを栽培している地域があります。柑橘類の栽培ではトップを誇る愛媛県や和歌山県などでライムが育っているのです。

国産のライムが流通するのはまず10月~11月、この時期はイメージ通りグリーンのライムが出回ります。

その後12月以降は黄色く熟したレモンのようなライムが出回ります。

日本育ちのライムはこれまでのイメージを覆す変化を見せてくれるようです。もちろん味も香りも輸入物には引けを取りません。

栽培量はまだ少なく主にネットでの販売なので旬の時期が来る前からチェックするのをおススメします。

すだちとライムの味に違いはあるけれどそれぞれが持つ愛されポイントは不変です。脇役ではない主役にもなれる香酸柑橘類を手にする回数を増やしていきましょう。

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