シアバターとは? 使い方は? 肌を守るバターってホント??
シアバター、オシャレ系コスメストアで見かけたことがあります。バターと付くのでパンに付ける新しいスプレッドなどと、勘違いしたことは内緒にしておきたいと思います。
シアバターをメインで使っているブランドのポスターなどを見ると、ナチュラル感を大切にしているのが分かります。化学的に作られたものでは無い、天然なビジュアルが印象的。
でも実はシアバターがどのように作られているのかは、良く分かっていませんでした。
こだわりのナチュラル系コスメ代表。見た目もしっとりしています。裏切らない効き目を予感させますね。使い方を知りたい、シアバターとは? バターと付くけど牛じゃない…ナニから採れるの?
シアバターとは? 効果はナニ??
シアバターとは、そして使い方。シアバターはとは…ナニから作られているか私は知りませんでした。そして使い方も重要。ということでまずはシアバターとは? この疑問から始めます。
シアバターのビジュアルはやっぱりバター♪
シアバターは「シア」の木になる実から採れる油です。
常温で固形なので飽和脂肪酸に分類されます。バターやラードも同じ飽和脂肪酸ですが、シアバターは木の実から採れた植物性。生産地のアフリカでは傷ややけどの治療薬に使われることも。
分類としては飽和脂肪酸ですが、成分には不飽和脂肪酸も含まれています。その成分のおかげでシアバターの代表的な効果に「肌を守る」があります。成分と効果を確認します。
・飽和脂肪酸:ステアリン酸
抗酸化作用があるのでシワを予防し肌の水分量を保つ
・不飽和脂肪酸:オレイン酸
ヒトの皮脂に含まれる成分なので刺激を与えず肌になじむ。
シアの木はアフリカ大陸の中ほどに位置し東から西に渡る地域で自生。ブルキナファソ・ナイジェリア・ガーナなどで自生が確認されています。
ガーナでは伝統的に、ベビー用肌保護クリームとして使われています。肌を守る効果は実証済みのようですね。
年間の降雨量が少なく乾燥した気候が続く地域に育つ木です。採集した実から取り出した種の胚部分だけから(芽や葉になる所)採れる油がシアバターになります。果肉の部分は食用になるお役立ちの実。
アフリカの大地からの自然の恵みを、人々の手が時間を掛けて作り出したものがシアバターです。それでは使い方をご紹介します。
シアバターの使い方は? 固まってる!?
シアバターは化粧品の成分に使われることもありますが、シアバター100%の製品があります。原料名を見ると「シア脂」だけのモノが該当します。そんなナチュラルなシアバターの使い方は?
シアバターは固形状。手のひらで温めてオイルを液体状にしてから肌などに塗ります。約35度で溶けるので、人肌で温めるとちょうど良い温度ですね。
この後顔に塗る時には注意点があります。使用時には順番を守ることでシアバターの効果が確実になります。
- シアバター使用時の順番は?
洗顔
↓
保湿用化粧水などで水分を与える
↓
最後にシアバターを塗る
シアバターは保湿をすることもできますが、油脂だけで出来ているので肌に水分を与えることができません。
肌の乾燥を改善したい時は、まず水分保持ができる化粧水を使ってからシアバターを肌に薄く伸ばしましょう。
シアバターは肌全身に使うことができます。もし肌に使って効果を感じられない時は、ボディクリームなどを塗ってから使うことをおススメします。
髪や爪にもシアバターは使える? 日焼けにも??
肌に効果があるシアバターですが、髪や爪にももちろん使えます。使い方をご紹介します。
◆髪を洗う前のお手軽パック
シャンプー前の髪を軽くブラシをしたら、手の上で溶かしたシアバターを毛先につけます。約10分放置したらフツーにシャンプーして、流したらそれで終わり。タオルやシャワーキャップで包めばパックで効果がUPします。
◆ネイルオイルになります
乾燥しがちな爪の周りにシアバターを塗ります。周囲の皮膚を保護することでささくれの予防にもなります。ハンドクリームとしてもシアバターは使えます。
◆日焼け止め効果があります
SPFの数値は6前後。SPF1は約20分なので20分×6=120分。約2時間紫外線B波から肌を守ります。シミ・そばかすを予防する優しい日焼け止めとして使えます。
シアバターの注意点♪副作用はあるの?
自然の恵みで赤ちゃんにも使えるシアバターですが注意点もあります。使用時に気を付けて欲しいことを挙げておきます。
1.幅広い年代に使えますが、肌に合わない場合もあります。肌に異常を感じたら使用は中止しましょう。
2.油脂分が多いので使いすぎると肌の脂質のバランスが崩れます。肌に良いものですが適量には個人差があります。分量には注意が必要ですね。
3.シアバターには未精製品と精製品があります。未精製は有効成分は多いのですが、独特の香りが気になることがあります。
色も白く使いやすい精製品は、比較すると成分が減少している場合があります。効果を得たい時はシアバターの製法を確認することも必要ですね。
最先端の技術ではありませんが、シアの種からバターになるまでには、いくつかの工程を経ないと出来ない手のかかった天然成分。
シアバターは肌の乾燥を防ぎ潤いを保つエモリエント効果が期待できる天然の脂。贅沢感もプラスして肌への効果がより良いものになりますね。
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