寒中見舞いで結婚報告はマナー違反? 写真入りで出すのは賛否両論!?
寒中見舞いで結婚報告の疑問について答えて行こうと思います。暑中見舞いより認知度が低い寒中見舞いですが、最近はオシャレなイラストの専用はがきを見かけます。
暑中見舞いがあるから寒中見舞いがあるのは別に不思議ではないのかもしれません。でも毎年これを出していますというケースはあまり聞きません。
寒い時期に出す挨拶のはずが、どうしてこんなに悩まないといけないのかは、やはり大人の事情でしょうか…
色々なケースがあります。事情も人それぞれです。だからこそ悩みます。正しい答えはあるのでしょうか? 結婚報告は寒中見舞いを使って大丈夫なの? 正しいマナーと柔軟性で対応可能…
寒中見舞いと結婚報告♪はがきを出す意味は?
寒中見舞いで結婚報告をする。コレに関して色々悩む方が多いようです。寒中見舞いと結婚報告をややこしくしているのはこのはがきを出す時期も関係しています。
寒中見舞いと結婚報告、それぞれを確認してみたいと思います。
チェック項目 | 寒中見舞い | 結婚報告 | 用途 | 季節の挨拶状 | 結婚の報告 |
---|---|---|
時期 | 松の内明け~大寒 | 入籍・結婚式後1~2ヶ月以内 |
出す人 | 決まりはありません 誰が出しても大丈夫 |
入籍をした人 結婚式を挙げた人 |
出す時期には少し注意が必要です。お正月が終わる、松の内が明ける時期は地域によって1月8日頃(関東)と1月16日頃(関西)に分かれます。確認が必要な場合もあります。
大寒までというのは立春の前日節分まで。できれば2月に入るより、1月中に届いた方が安心できますね。立春を過ぎると「余寒見舞い」になります。夏なら「残暑見舞い」ですね。
寒中見舞いが暑中見舞いとおなじ「季節の挨拶」であれば、寒中見舞いを使って結婚の報告をするのは違反ではありません。
でも寒中見舞いはその前の年賀状、そしてその前の喪中はがきも関係するので100%大丈夫とは言えないのです。個々の状況で判断が変ります。
年賀状で結婚の報告ができなかった♪その理由は??
寒中見舞いは直前に年賀状の期間があります。慶事であれば新年を祝う年賀状と一緒に送るという手段があったのに、何らかの事情でそれができなかった…その事情でも判断が変ります。
- 入籍・結婚後不幸があって喪中はがきを出した場合
まず喪中はがきで結婚の報告をすることはマナー違反。弔事と慶事は混在しないのが基本中の基本。
寒中見舞いで結婚報告を出すことは可能です。
季節の挨拶と結婚報告を一緒にするのはマナー違反なので、それぞれを別に出すという意見もあります。
季節の挨拶と相手の体調を気遣う寒中見舞いに、差し出す側が主役になるのは失礼という考え方から生まれたマナー…
2回に分けて出す丁寧さを選ぶ、時間と予算を考慮して1度で済ませる、どちらにするか迷う時は周りの人にも相談してみましょう。
写真入りにするかどうかは迷いますね。親族の喪中である相手に写真入りは気分を害する場合も。写真入りと無しを用意するなどの対応は必要です。
12月に不幸があった時の喪中はがきは? あわてなくて大丈夫♪こちらで解説!
- 入籍・結婚の報告を予定していたら、12月に不幸があって年賀状が出せなかった場合
寒中見舞いで結婚報告は可能です。
ただし仏事であればやはり四十九日が過ぎた忌明けがはがきを出す基準になるので、時効の挨拶には気を付けて下さい。
この時も文面に不幸があったことは載せません。
自分側の不幸で寒中見舞いで結婚報告をすることになった場合、写真入りで送ることについても状況で判断は変わります。
結婚報告のはがきを出す対象の人を確認して、親族で同じ喪中の人には避けた方が賢明です。
入籍・結婚♪報告は誰に出す?
「私たち結婚しました」のはがきは差し出す方も受け取る方も本来はうれしいお知らせ。でもむやみやたらに送ればいいモノでもありません。
- 結婚の報告を送る人は?
・結婚式に来てくれた人
・勤務先の上司や同僚
・結婚式に出られなかった親戚・友人
・お祝いを頂いた方
・年賀状のやり取りがある人
結婚の報告は新しい住まいの住所を知らせる役目もあります。そのために、結婚式に参加した方にも送って大丈夫です。
そして写真を入れるかどうかで意見が分かれます。親しい友人でも最近は「幸せな様子を見せつけて欲しくない」という感情があるようです。
勤務先や目上の人に出すフォーマルな挨拶状には写真は失礼という考えもあるようです。
寒中見舞いの結婚報告は独断で出すことは避けるのが賢明です。
まずはパートナーに相談。そして判断ができない時は周りにも意見を聞いてみましょう。
写真無し・有り両方を用意する。写真が小さめのレイアウトでフォーマルなデザインを選ぶ。という選択肢もあります。
受け取る相手に不幸があった場合はどうする?
寒中見舞いで結婚報告は、はがきを受け取る相手側都合もありますね。11月に喪中はがきが来たので年賀状を送っていない場合が考えられます。
相手側が喪中の時に寒中見舞いで結婚報告をしてもOKです。内容はあくまで季節の挨拶がメイン、結婚の報告は短めの文章で入れます。
この場合写真はもちろんNGです。結婚式の写真を送りたい時は時期を見て、結婚報告だけで送ります。
はがきを出すのが年賀状だけ、その機会も減っているとなると、年賀状以外のはがきマナーが分かりにくくなっている気がします。
「こんな時にこんな知らせがあればうれしい」という自分の気持ちも大事。寒さがまだまだ続く時期に幸せの報告をもらえば心も温まります。
この後の幸せも続く寒中見舞いの結婚報告ができることを願っています。
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