じゃがいもは炭水化物なの? それとも野菜?? そんなことを気にしない永遠の立ち位置はどこ?!

じゃがいもを見ない日は無いと言っても決して過言ではないでしょう。食卓には上らなくてもTVからはポテトチップやフライドポテトのCMが流れてきます。結果じゃがいもが食べたくなりますね。

洗脳されている訳ではないのですが、じゃがいもはすぐ手に届く位置にある食材です。加熱をしてシンプルな味付けをするだけで満足ができる稀有な存在です。

そして、じゃがいもですが芋と付くからにはさつまいもや里いもと同じ「芋」の仲間であることは確かなはず。

でも時としてカテゴライズに迷うことがあるのです。それは願望が入っているのかもしれません。炭水化物と野菜。じゃがいもはどちらに入るのでしょうか。長いお付き合いのために知っておきましょう。

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じゃがいもは炭水化物なの? 野菜なの?? どっち?!

じゃがいもは炭水化物なのかそれとも野菜。もしかしてじゃがいもは炭水化物でも野菜でもない特別な存在かもしれません。じゃがいもは炭水化物なのか野菜なのか。1つの答えはコレです。

マヨ無しでも美味しく作れます♪ポテトサラダ!

じゃがいもは炭水化物ではなく野菜にカテゴライズされる。

まずここでは炭水化物はそれを多く含む米や麦とします。両方とも地面から上で実る作物ですね。主に主食として食卓に上がります。

炭水化物はエネルギー源となる重要な栄養素ですが、必要を感じて摂取の制限をすることもありますね。

そして、じゃがいもは土の中で葉からの栄養を蓄えて丸くホッコリと育ちます。ちなみにその丸い部分は根ではなく茎。サツマイモにあるひげのような根っこが無いことが判断基準です。

植物の実り方からじゃがいもは野菜と判断することができる。

野菜の定義をザックリまとめると「草として1年以内に収穫でき、葉・茎・根などを生もしくはワンステップで食べられる植物」となります。じゃがいもにも当てはまりますね。

収穫したじゃがいもは「野菜」として扱われる。

それならばじゃがいもに罪悪感を持つ必要はありません。でもじゃがいもをレタスやキャベツのようにモリモリ食べるのはためらってしまいます。やっぱりじゃがいもは野菜では無いのでしょうか。

別の視点から見てみましょう。

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じゃがいもは野菜としては認められないの? ナニが問題??

畑の土の中でスクスクと育ったじゃがいも。北海道の広大なじゃがいも畑の収穫はニュースになったりもしますね。

その後スーパーの野菜売り場に並ぶのでじゃがいもは「野菜で決まりでしょ!」と言いたくもなりますね。でも見かたを変えるとやはり野菜とは言い切れません。その理由はコレです。

炭水化物を多く含むので野菜の仲間には入れない。

エネルギー源の炭水化物を含んでいますが米や麦と比較すれば少な目。一般的な野菜と比べたら炭水化物を多く含んでいます。

ビジュアルそれとも食感? 崩れ具合も気になるけれど♪選ぶ時の基準になるじゃがいもの種類はこちらで

栄養素の面から見たらじゃがいもはどこに分類されるのでしょうか。その答えはコレです。

じゃがいもは「いも類」に分類される。

生産者さんが収穫して市場から店頭に出たじゃがいもは野菜。それを購入して調理して食べるといも類になるのです。

今さらと思うかもしれませんがじゃがいもはあくまで「芋」。栄養成分からは野菜とは違う、炭水化物でもない、いも類というグループに入るのです。

次はそれを数字で確認したいと思います。じゃがいもがもっと食べたくなる、その結果を続けてご紹介します。

これからも友だち以上の関係を続けていける??

炭水化物でもない、野菜として認められないじゃがいも。でも、いも類の中では存在感があるじゃがいも。栄養を数字でみてみましょう。

しゃがいも・食パン・おにぎり・きゃべつで比較した表をご覧ください。

★★★ じゃがいも
蒸し/100g
食パン
100g
おにぎり
100g
きゃべつ
ゆで/100g
カロリー 81kcal 260kcal 179kcal 20kcal
炭水化物 18.1g 46.4g 39.4g 4.6g
カリウム 420mg 86mg 31mg 92mg
ビタミンC 11mg Tr 0mg 17mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/ 

じゃがいも6cm×7cmの普通サイズが1個125g前後。食パンは6枚切り1枚が60g・156kcal。コンビニのおにぎりシンプルタイプは110g前後。きゃべつは外した葉1枚が約50g。目安にしてください。

まずはカロリーから見ていきましょう。じゃがいもは意外にも低カロリーです。普通サイズを1個食べたとしても約100kcalで収まります。ついつい手が伸びるコンビニのおにぎりに罪悪感が生まれそうですね。

そして注目の炭水化物量はきゃべつと比較すると約4倍の含有量があります。でも小麦で出来ている食パンと、お米で作るおにぎりの量から見れば数値は低め。参考までにさつまいもの炭水化物が100g中31.9gです。

じゃがいもはいも類の中でも炭水化物の量が少な目であることが分かります。

他にはカリウムも含まれていました。身体の中の余計な水分を体外に出してむくみを防ぐ効果もじゃがいもは持っています。バナナ1本約100gのカリウムは360mgなので遜色はありませんね。

最後はビタミンCです。麦を米を使った炭水化物をより多く含む食材にはビタミンCはほぼ含まれていません。食パンの「Tr」はごく微量なので数字にできないくらいの分量が含まれていることを表します。

じゃがいもは食材などから摂取をしないと補えない、ビタミンCが含まれていることが分かりました。

じゃがいもと野菜と炭水化物♪その関係をまとめます!

ポテトチップやフライドポテト、姿を変えると残念な食べ物になりがちなじゃがいも。確かにレシピによっては油の摂りすぎやカロリーが心配になったりしますね。

でも栄養を数字で確認した結果、じゃがいもはネガティブな面ばかり持つ食材ではないことが分かりました。

食パンやおにぎりには無いビタミンCを含んでいるので、主食の座にじゃがいもを持ってくるだけで栄養バランスは良い方に傾きます。

野菜でも炭水化物でもないけれど、じゃがいもが存在しない世界なんて想像したくないくらいに生活の一部になっているじゃがいも。

これからも頼りになる友だちのようなお付き合いを長く続けていきたいと思います。

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