栗の栄養に効能が? 縄文人のパワーフード!! 今を生きるあなたの肌にもイイの??

に栄養がある…。これがもし本当ならば大好きな天津甘栗もモンブランも心置きなく、食べ放題しちゃいますね。栗好きとしては、旬が味わえる栗ご飯も外せません。

スイーツの原料として欠かせないイメージもあるので、栗を食べるのに少し罪悪感があるのは確かです。でも旬の恵みである栗はやはり何か効能を持っているはず。

収穫は秋、季語も秋の栗なのに今は1年中様々なスタイルで食べることができます。だからこそ見直したいと思います。

人間との付き合いが驚くほど長~い木の実です。皮が面倒? でも栄養には効能があるという栗はやっぱり食べたい! 人を寄せ付けないイガイガさえも愛おしいマロンな世界に迫ります。

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栗の栄養に効能が? 炭水化物だけじゃない!?

栗の栄養の効能を調べます。栗の栄養にナニか効能が…。栗に関して、身体に良いイメージがどうしても浮かばないのは偏見? でも栗の栄養には見逃せない効能があるようです。

栗の栄養素を知るために白米との比較を表にしました。

皮のむき方♪こんな方法も参考にしてください

★★★ 栗/ゆで・100g 白米/100g
エネルギー 167kcal 168kcal
炭水化物 36.7g 37.1g
ビタミンC 26mg (0mg)
カリウム 460mg 29mg
食物繊維 6.6g 1.5g

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

栗は色々な大きさがありますが、少し大きめなら1個が約20gです。なので5個食べると約100g。白米100gはコンビニサイズのおにぎりをイメージしてください。

炭水化物の含有量から見ても栗はやはり炭水化物の仲間です。でも白米には無い優れた栄養成分を含んでいます。白米にはほとんど含まれていないビタミンC。そしてカリウムですね。

ちなみにバナナ1本(約90g)に含まれるカリウムは324mgなので栗の含有量の多さが分かりますね。体内の余分な水分や塩分の排出にカリウムは欠かせません。

炭水化物なのでエネルギー源になると同時にビタミンやミネラルが摂取できるのが長所です。

縄文人が栗を主食にした時期もありました。炭水化物にビタミンCとミネラル成分もある栗はその時代のパワーフードだったのでしょう。

栗のビタミンCは季節の栗をゆでて食べることで摂取ができます。残念ながら甘露煮や天津甘栗にはビタミンCは含まれていません。

栗の旬のピークは9月~10月。秋のレジャーに栗拾いを計画することもありますね。国内で旬に収穫された栗を和栗と呼んだりもします。

旬に食べる価値は大いにあります。栗の栄養が持っている効能のお話はまだまだ続きます。

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あの部分も食べよう!そこに効能が?

旬の栗を食べたくても皮むき作業をしなければいけないと思うと、ちょっと伸ばした手を止めたりしますね。美味しいのは分かっているのだけど…。

でも栗の皮、外側の茶色の部分と中のクリーム色の間にある皮、通称「渋皮」には効能がある成分が含まれているのです。

  • 栗の渋皮の成分は?
  • ◆タンニン
    ポリフェノールの仲間であるタンニン。国内で採れる栗には特にタンニンが多く含まれています。酸化を防ぐ働きが期待できるので、肌細胞にも効果が期待できますね。

    ◆プロアントシアニジン
    長い名前ですがこちらもポリフェノールの仲間。注目の渋皮成分です。ブドウの種にも含まれていますが、サプリなどにしないと摂取ができません。その点渋皮ならダイレクトに食べることが可能。

    酸化を防ぐ働き以外にも血糖値の上昇を防ぐ効果も研究されています。

    栗の渋皮でアンチエイジングも期待できそうですね。

昔から栗の渋皮煮というレシピがありますが、理由があったのですね。栗のスイーツ和洋中と色々ありますが、身体に良い栗を選ぶなら「和栗の渋皮煮」一択です。

ホントなの?栗の真実にチョット驚き!?

先程も木になる実だから栗は果実…と書きました。確かに実なのですが、栗ご飯などに使うクリーム色の部分は正確に言うと実ではありません。

◆栗を科学的にみるとこのように分かれます。
・イガ→皮 
・鬼皮・渋皮→実
・中のクリーム色の部分→種子

まずイガが皮なんて防御効果高過ぎです。イガは外敵から身を守るためですが、どうしてあのようなトゲトゲになったのか詳しい理由は不明です。

外側の固い皮と渋皮が実と言われてもなんだかピンときません。果実の仲間ですが植物学的にはブナ科に分類されます。ちなみにどんぐりも同じブナ科です。

果実の仲間でも果物系ではなく木の実系なのです。こんなことからも食べている部分が種子に当たるというのもなんとなく理解できます。

土に栗を埋めると発芽もします。収穫はほぼ望めませんが栗のいつも食べている部分が種子であり厳密にいえば子葉なのが実感できます。

栗の保存♪方法と期間は?

実りの時期にしか手に入らない旬の栗。皮むき作業があるのですぐに処理が出来ない時も…。そのような時には一旦保存しておく方法があります。

新聞紙で包んでポリ袋に入れ野菜室で保管。乾燥すると香りが落ちるので乾燥を防いでください。期間は1週間が目安。

常温で保存するときは水につけておきます。こまめに水をかえれば1週間ほど保存ができます。

冷凍の場合はまず栗を水からゆで沸騰後1分経過したら火を止めます。そのまま完全に冷めてからポリ袋などに入れて冷凍します。

甘みが増して、皮が向きやすくなる一石二鳥の保存方法。約1ヶ月が保存期間の目安です。

栗は食べたいけれど皮むきが…という時は電子レンジを使う方法もあります。皮に十字の切れ目をしっかり入れて、電子レンジで90秒加熱します。個数は6個前後が目安。これで皮がむきやすくなります。

主食から実りの象徴や保存食など、栗と日本人は密接な関係を約5000年以上継続中です。様々な食べ方が出来る今の時代に感謝して今年も沢山の栗たちに出会えることを願っています。

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