わけぎとねぎの味の違いは? 合わせ技とそのままとレシピを選べばあの栄養素も摂れる?!

わけぎは漢字で書くと分葱。ねぎは漢字で書くと葱。わけぎにも「葱」が使われているところからするとやはり仲間なのでしょうか。ねぎにも種類が色々あります。

野菜売り場で、わけぎと青ネギが並んでいたら名札を確認しないと区別がつかないビジュアルです。同じ「葱」と見た目なので間違えて買ってしまっても支障は無いのかもしれません。

でもわけぎとねぎを分けて売っているのなら、それぞれに相応しい場面があるのは確かだと思うのですが。

どういった理由でこのよく似た2つの野菜が並んでいるのでしょうか。レシピの違いはどうなのでしょう。味は? わけぎとねぎはナニか違いがあるのかを調べてみました。

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わけぎとねぎの味は? ナニか違いが??

わけぎとねぎの。わけぎとねぎの味にはナニか相違点があるのでしょうか。わけぎとねぎのカラーはほぼ同じですね。でも比較するとこのような違いがあるようです。

油揚げで作るぬた♪カリっとして美味しそう

◆わけぎ
・ツンとする辛味やねぎ特有の香りは少な目。
・ぬたや炒め物に使う。

◆ねぎ
・ピリッとする辛味や鼻に感じる香りは強め
・香味野菜として使う。

見た目はねぎのわけぎですが辛み成分は少なめです。ねぎと比較すると甘みもあります。マイルドな味を活かして、わけぎがレシピの主役になることもありますね。

ねぎの大切な役割は薬味ですね。もちろんそのまま食べることもありますが香りを活かす香味野菜にカテゴライズされることもあります。

わけぎとねぎの味には確実に違いがありました。次はその理由を調べてみました。

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わけぎとねぎは仲間なの? それとも別グループ??

わけぎとねぎの味には違いがありました。漢字にすれば同じ「葱」がつく野菜ですがこの2つには味以外にどのような違いがあるのでしょうか。わけぎのプロフィールをご紹介しましょう。

  • 「わけぎ」とは?
  • ルーツはねぎだけではなく玉ねぎも関係しているようです。ねぎと味が違うのも玉ねぎの影響があるようですね。

    ねぎと玉ねぎが自然界でコラボして「わけぎ」になりました。

    白い部分を見るとふくらみがありますがこの部分がねぎとの大きな違いです。これは球根の名残です。

    タネではなく球根で育つために根元に丸みが残ります。

    ねぎは大まかに分けると「白ねぎ」「青ねぎ」に分かれますが、どちらも栽培をするときは種を蒔いて育てます。味だけではなく生育の過程にも違いがありました。

    全く同じグループに属する野菜ではありません。

ルーツについては自然界で生まれたこともあって絶対ではなく、独立した種類という説もあります。

そんなことはお構いなくわけぎは広く流通しています。ねぎとの違いを十分に活かしてレシピに取り入れたいですね。次はその栄養について調べてみました。

ほぼほぼ緑のわけぎにはどのような栄養が?

薬味とは違う食べ方ができるわけぎ。ぬたや炒め物ならわけぎをガッツリと食べることもできますね。そのわけぎにはどのような栄養があるのでしょうか。表にしてみました。

比較対象には「白ねぎ・小ねぎ」をチョイスしました。

★★★ わけぎ/生100g 白ねぎ/生100g 小ネギ/生100g
カロリー 30kcal 34kcal 27kcal
カリウム 230mg 200mg 320mg
β-カロテン 2700μg 82μg 2200μg
ビタミンC 37mg 14mg 44mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

わけぎは1本約30g、白ねぎは1本が100g前後、小ねぎ(細めの青ねぎ)は1束約100g、目安にしてください。

含まれているミネラル成分にはカリウムがあります。わけぎでも余計な水分を排出する効果が期待できますね。栄養成分で目立つのはやはりβ-カロテンです。

緑黄色野菜の基準「100g中600μg」を軽くクリアしています。

わけぎは間違いなく緑黄色野菜です。

ねぎの白い部分には有効成分(硫化アリル)が多く含まれています。でもβ-カロテンやビタミンCの摂取をするならわけぎを選んだ方が良いことが数字から判明したようです。

薬味の役割の香りは少ないけれど、濃い緑の薬味として一緒に食べれば栄養効果が期待できるでしょう。

参考までに栄養成分の比較をした小ねぎは青ねぎを早めに収穫した物。博多万能ねぎはブランド品として流通しています。

よく似ているあさつき、本来は山菜のエゾねぎの変わり種。最近ではハウス栽培で栽培されています。卵料理に辛味が合いますね。

西と東でわけぎは違うの? それはわけぎじゃないの??

わけぎという名前は知っていても馴染みのない野菜と思っていたりしませんか。私は以前は春になるとわけぎを食べていました。ところが関東に住んでからはわけぎを見かけなくなってしまいました。

わけぎの収穫第1位は広島です。主にこれは関西地方に出荷をしているようです。

わけぎの旬は春と秋の年2回。春に獲れたわけぎを食べていたようです。いつもぬたに使っていたので私の中ではぬたはに食べるものになっていました。

関東地方でもわけぎが無いわけではありません。野菜コーナーでわけぎを見かけたこともあります。でも関東のわけぎは関西で食べているわけぎとは違うようです。その理由がコレ。

根が分かれるをねぎの仲間を「わけぎ」として売っている。

分けねぎと呼ばれるねぎですが、から栽培をするので玉ねぎとのコラボはしていません。

私も関東のわけぎをぬたにしたことがありますが、想像していた味とは違った記憶があります。

野菜の流通のレベルが格段に上がった今では状況は変わっているかもしれません。もし関西地域で食べていたぬたを再現したい時は「わけぎ」の産地を確認する必要がありそうですね。

見た目は似ていても、使うレシピで微妙な違いが分かる野菜。わけぎはとても繊細な味の持ち主のようです。感度の高さが要る違いをぜひ味わってみてください。

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