椿の花言葉が怖いという噂を調べてみました♪嘘か本当か? 花が語ってる?!

椿は和のイメージ。一輪で差しても絵になる小ぶりの椿はお茶席のお花の定番。寒さに負けずに花を咲かせる姿に、思わずこちらの背筋も伸びます。

その他には赤やピンクもある椿。原産地は日本や中国というアジア発の花。決して派手さはありませんが、花の他には種子からはオイルが採れる役立つ花です。

どの花にも花言葉があるように椿にも花言葉があります。茶道に美容…、フレキシブルな花言葉を持っているのでしょうか。

ヨーロッパでも愛されている花です。色から思い浮かぶのは情熱だったりもするけれど。怖いのがあるの? 椿の花言葉。愛された故に付けられた言葉の意味を探ります。

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椿の花言葉が怖い! 裏花言葉の真実は?

椿の花言葉が怖い…。寒さに耐えて咲く椿の花言葉が怖いなんてなにかの間違いでは? 清楚な姿からは椿の花言葉が怖いなんて想像ができません。

角をキレイに折らないと椿にはなりません♪

でもあったのです。椿に関してのあまりうれしくない花言葉。もし椿をもらっても決してこの花言葉は思い出さないでください。そんな椿の花言葉はこれです。

◆椿の怖い花言葉
・罪を作る女 
・罪を犯す女

耳を塞ぎたくなるような花言葉は、椿が持つオリエンタルな美しさ故なのです。1700年代に椿はヨーロッパに伝わります。ビジュアルにインスパイアされた作品がこの花言葉を作ってしまいました。

お話はこのような内容です。椿の花をアイコンにして娼婦として生きていた女子がいました。やがて良家のお坊ちゃまと知り合い、純愛に目覚めます。2人は1つの屋根の下で生活を始めました。

これを許すことが出来ないのがお坊ちゃまの父、すなわち舅(しゅうと)。舅の圧に屈した女子は自分が悪事を犯したと嘘をつき、愛する相手の元を去ります。

嘘と気づいたときはもう手遅れ。女子は病気で命を落としていました。お坊ちゃまはただ泣くだけ…というバッドエンド。レトロ感のある恋物語は歌劇「椿姫」の原作にもなっています。

罪を背負うのは椿では無い! と椿を擁護したくなりますね。椿には裏花言葉以外の正統派花言葉ももちろんあります。この後は飾りたくなる椿の花言葉をご紹介します。

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美しい椿の花言葉たちは? 安心して愛でましょう♪

冷たい空気に耐えて咲くけなげな椿。赤・白・ピンクの他には絞りのように模様の入る椿もあります。本来の椿の姿に相応しい花言葉をご紹介します。

◆椿すべての花言葉
完璧な愛 控えめで優しい いつもあなたを愛している

◆赤い椿の花言葉
気取りのない美しさ 自然な優美 謙虚な美

◆白い椿の花言葉
申し分のない愛らしさ 理想の愛 冷ややかな美

◆ピンクの椿の花言葉
控えめな美しさ 慎み深い

他には花が少ない時期に木に花を咲かせる椿ですが、コレという香りがありません。そこから椿の花言葉は「控えめ」が付く言葉が多いようです。

赤い椿は赤いバラと比べると花びらも柔らかな雰囲気。熱い愛よりも自然体の美しさを表した言葉が多いですね。

白い椿は凛とした花の姿が言葉になっています。裏花言葉の元になったお話の主人公女子もこの白い椿を愛していました。

結果的には裏花言葉の対象となってしまいましたが、一見近寄りがたい白い椿へのあこがれは時代とは無関係。アジア・欧州など世界で理想の愛を咲かせています。

ピンクは日本では可愛い系の色として認知されています。赤よりはトーンが落ちるのでまずは控えめな言葉が選ばれました。愛される椿の色としてピンクも世界中で人気があります。

絞り模様の椿には特に花言葉はありません。赤と白の絞りなら両方の花言葉をMIXしてお楽しみください。

花言葉があるの猫じゃらし? 意外とカワイイ系で攻めてます!

お茶席に使われる椿に「侘助(わびすけ)」という品種があります。小さ目な一重の椿ですが、花言葉はシンプルに『簡素』。そしてもう1つは『慰めてあげます』。

名前の由来は諸説ありますが、茶人の間で好まれた花であることは確かです。黙って咲く姿が見る人の心を癒します。千利休が愛した侘助は今も決して目立つことなく季節が来ると花を咲かせます。

椿の花はプレゼントに使えるの?

控えめで優し気な花言葉もちゃんとあった椿。やはり見た目通りの花でした。それならばいつもと趣の違う花として贈り物に使うことは可能なのでしょうか?

椿の花に関して昔から言われている注意事項があります。このような場合には椿は使わない方が良いようです。

  • 知っておきたい椿のマナー
  • ・武士にはNG
    花がポロっと落ちる様子から、武士に贈るのはNG。打ち首は罪人が受ける極刑。責任感の強い武士が本懐を遂げる時は切腹です。

    ・乗馬をする人にはNG
    花の姿そのままで落ちる潔さが好まれる反面、落下が大変な事故につながってしまうことがあります。試験ではありません、乗馬です。落馬事故は命に係わります。

現代において武士はレアキャラ。出会うことはあまり無いかもしれませんが、マナーを最重視する職業です。覚えておいて損はありません。

乗馬が趣味のお友達には椿の花を贈るのは避けてください。落ちる花の椿はお見舞いにも相応しくありません。

丹精込めて育てられた木に咲く椿。お茶席を静かにサポートする椿。椿は自分がどう振舞えば1番綺麗なのかを知っている花です。

椿と山茶花はどうやって見分けるの?

最後は椿とよく似ているやはり和の冬の花「山茶花(さざんか)」との見分け方をお教えします。参考までに山茶花の花言葉は『ひたむきな愛』。

◆花の時期
山茶花が11月終わりから1月。椿は12月~4月。

◆花の散り方
山茶花は花びらがバラバラと落ちる。椿は花の形そのままで落ちる。

◆葉の様子
山茶花は葉が小さく茎の部分に毛が見られる。椿はツヤのある大きな葉で茎には毛はない。

桜のように開花情報が出て人々が集まる花ではありません。でも物語を作り、地域によってはオイルの恩恵を与え、見た目のキレイさも見逃せない椿の花。

まだまだ寒さは続きますが、椿の花探しに出かけませんか? 普段は分からなくても、花が咲いて椿と気が付くこともあります。心ときめく言葉を添えて報告すれば、寒さも吹き飛びますね。

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