麻の葉の模様に意味がある! パワー溢れるラッキーパターン!! 浴衣だけじゃもったいない?!

麻の葉と聞いてすぐにビジュアルが思い浮かびますか? それよりも「それってどこに行けば見ることができるの?」などと、呑気な答えが返ってくる予感がします。

麻の葉は植物の「麻」の葉っぱ部分のこと。(当たり前ですが…)麻の茎や葉脈を使って繊維にします。1万年以上前の縄文時代前期の住居跡から、麻の種や繊維が発掘された例もあります。

麻と日本人は長~いお付き合いを続けています。麻の葉は単なる模様だけではなく、家紋としても格付けされている伝統の文様。

長く愛されている理由は人類の歴史と共にあるのかもしれません。意味がしっかりとある模様です。麻の葉は夏の浴衣だけではもったいない?! 伝統のラッキーパターンに迫ります。

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麻の葉の模様の意味は? ポイントは3点?!

麻の葉の模様の意味。6つの角を持つ星型に二等辺三角形12個で埋められているのが麻の葉。模様に意味があるから様々なモノに使われています。麻の葉の模様の意味は?

ネイルで麻の葉♪細~い筆が難しい?

◆麻の葉模様の意味3つのポイント
1.神話の世界で神事に「麻」の繊維が使われたことから
  不浄なモノを祓う力を持っている。

2.麻を原料とした衣類は丈夫であるところから
  強い・長持ち・繰り返し使える生命力を持っている。

3.歌舞伎の衣装で麻の葉は「女子」を表すところから
  女子の魅力をより良く見せることができる。

見逃せません麻の葉模様。身に着けないのはもったいないですね。植物としての麻は紀元前から始まっていますが、麻の葉模様の始まりは794ウグイス平安京の平安時代と言われています。

仏像を作る時の装飾に使われたほどですから、当時からパワーを発揮できる模様と認識されていたようですね。

でもふと気が付くと、自分の持ち物リストに「麻の葉」がいません。私的には麻の葉は夏のイメージがあるので、季節限定の模様と思い込んでいたのも原因の1つです。

麻の葉を身近にするために、「麻の葉模様」をもっとリサーチしたいと思います。

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麻の葉はオールマイティな模様?

私が麻の葉模様は夏仕様と思い込んでいたのは、麻素材を着るのが夏ということと混ざってしまったのが原因です。俳句の季語も麻の葉は夏から夏の終わりにカテゴライズされます。

長く愛される模様には必ず意味がある? ■□は粋だけじゃない?!

    ◆せっかくなので麻が夏仕様の理由を挙げておきます。

  • サラリとした感触
  • 吸水から蒸発までが早い
  • 保温性がない

夏専用衣類で目にする「接触冷感」を麻は初めから持ち合わせています。汗をかいても乾燥が早いのでベタつきが少ないのも特長。保湿性に欠けるので冬物には向きませんが夏には大活躍です。

麻=夏は正解ですが「麻の葉模様=夏」は私の大きな勘違いでした。麻の葉模様は年間を通して身に着けてよい模様です。

模様が持つ意味の3.にあったように歌舞伎で麻の葉は女形を演じるときの衣装に使われます。

1800年代に人気だった大和屋岩井半四郎が衣装に採用をして、麻の葉が大流行したこともあります。江戸時代の歌舞伎役者は、ファッションリーダー的存在。

着物の柄はもちろん、帯に取り入れているのが印象に残ります。黒繻子の幅広のフチに鮮やかな赤い麻の葉模様の取り合わせは斬新と同時に、現代では歌舞伎の伝統的衣装ですね。

今でも麻の葉は身に着けるだけで女子らしさをサポートしてくれます。浴衣はもちろんお着物から小物や日用雑貨まで取り入れたい模様ですね。

私もこれからは季節に関係なく、選択肢に麻の葉模様たちを必ず入れたいと思います。

産着にも麻の葉! 元気で大きくなってね!!

麻の葉模様はもう1つ昔から大事な意味を持っています。現在イメージする麻の葉模様、正しくは「麻の葉繋ぎ」と呼ばれます。

三角を組み合わせた星型の六角形からできた、途切れることなく続く模様から願うことはコレ!

子供が元気でスクスクと育つことをお願いする。

子供の衣類などに使う模様、特に「生まれたばかりの赤ちゃんの産着」に使って成長を願います。不浄なモノを祓う麻ですから災厄も祓うこともお願いをしました。

今では麻の葉模様で産着を用意することは少ないかもしれません。小さな命が無事に育つことが困難だった時代には麻の葉が頼りになる存在だったのでしょうね。

そして麻の葉の色にも意味があるようです。

麻の葉の色♪赤青黄の伝統色!

麻の葉の色。化学染料で簡単に染めることが出来ない時代は、草木染の手法で模様を染めていました。昔から大切にされている「赤・青・黄」のそれぞれの原料と意味も知っておきましょう。

◆赤:紅花(べにばな)
紅花の花びらを使った染料で染めていたという説があります。レベルの高い赤にするためには、花びらを「乾燥→発酵」の工程と時間が必要。大変貴重な染料です。

染料以外に漢方薬として紅花の花びらは今でも使われています。血流を良くする効果が期待できます。

血液は元気の源、赤の麻の葉は生命力を感じさせますね。

◆青:藍(あい)
蓼藍(たであい)という植物の葉を使って青く染めることができます。デニムを染めるインディゴは藍染めの1つです。

藍で染めた布は「防虫・美肌・消臭」効果があると言われています。身に着ければ大人も子供も助かることばかり。

藍を使ったことわざに「青は藍より出でて藍より青し」があります。元の藍より青くなることから、師匠や親を超えていく上昇志向を願う言葉。

青い麻の葉は暮らしも人生もサポートしてくれます。

◆黄:鬱金(うこん)
ウコンを使って黄色は染められます。ターメリックでもお馴染みの鮮やかな黄色です。ウコンは薬としての効果も知られていますね。

肝臓と消化器系等の働きを助け、新陳代謝を促すので美肌になる効果も期待できます。

ウコン染料を使った布は防虫や抗菌の効果があります。インド伝承医学のアーユルベーダでもウコンが使われています。インドでは、喉の痛みを抑える効果があると言われています。

ウコンで染めた布には独特の匂いがあり、虫よけ効果を持っています。いやな虫を防ぐところから、厄から身を守ってくれると伝えられています。

体調を改善して不調からも守ってくれる色ですね。

今はこのような植物から採った染料を使うことはめったにありません。(もし出会えたらそれは貴重な瞬間!)

でも麻の葉は子供用だけではなく、大人使いの麻の葉も色を選ぶと模様の意味がより深まります。

食べなれた味を口にするとホッとできるように、見慣れた模様を目にすると心が和みます。どんな時もそっと見守ることを怠らない麻の葉模様。長いお付き合いは永遠に続きますね。

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