市松模様の縁起は? 粋なイメージだけど実は勝利のフラッグにも?!

市松模様を思い浮かべると、私はどうしてもギンガムチエックが頭の中に出てきます。キリッとした市松模様と自然派ギンガムチエック、並べると全然違いますよね。

身の周りを見渡すと、シャツ・ストール・エプロンなどなど、ギンガムチエックは沢山います。市松模様はというと? ひょっとして、ほぼほぼ存在は0かもしれないのが現状。

市松

小粋な市松模様は日用品には取り入れにくい? それとも私が無類のギンガムチエック好きのせいなのでしょうか。

シンプルさが身上なビジュアルは単調な繰り返し。辺の長さと角度が同じ四角に色は2種類だけ。気になる縁起は? 市松模様の始まり由来そして未来を語りたいと思います。

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市松模様の縁起は? 江戸のイケメン役者?!

市松模様の縁起。市松と名前が付けられた模様。正方形の■□四角をつないだだけの模様に市松と名前がついたのは、江戸時代の半ば。人気のイケメン役者の衣装が注目を浴びたことが始まりです。

カワイイだけではなく♪皮の栄養もGET!

1741年歌舞伎役者、佐野川市松が付けた衣装が、紺■と白□を連続させた模様だったことから「市松模様」と呼ばれるようになった。

市松模様の衣装を着た演目「心中万年草」は大当たり。(今ならチケット入手困難…) 心中物ですが、大ヒット作の衣装は右肩上がりを実感できる模様として広まり、現代まで愛されています。

佐野川市松は12歳で子役としてデビュー。少し遅いデビューですが、神的な愛らしい姿がこれまた大人気「市松人形」は彼をモデルにしたのが始まりという説もあります。

東洲斎写楽が描いた佐野川市松は3代目。ガッツリと市松模様を着用しています。残念ながら初代市松ほど人気は無かったようです。

江戸のセンター役者が着用したという人気と同時に、模様の連続性にも注目が集まります。■□が続く…途切れることなく続く模様。続いていくことが「繁栄・繁盛」をイメージさせました。

家が代々に渡って続く・商売が長く続く、縁起の良い模様として広まりました。

ひいきのタレントが身に着けるモノと同じモノを自分も…というファンの行動は今も昔も同じ。しかも良いコトが起こる予感がするなら、毎日でも着ちゃいます。

市松さんも270年を超えて自分の名前が付いた模様が続くなんて、想像していなかったでしょうね。

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歴史長過ぎ? 1500年以上愛される市松模様!

江戸時代半ばに市松模様と名前が付けられましたが、市松と名前が付く前は、石畳や霰(あられ)と呼ばれていました。日本の伝統的模様、有職文様(ゆうそくもんよう)の1つです。

■□をつないだシンプルな模様は、古墳から発見された埴輪にも見られます。埼玉県から出土した埴輪の画像を見ました。赤い染料を使った市松模様のズボンは、オシャレ度の高さに驚かされます。

6世紀につくられた埴輪なので作者は、模様の名前は知りません。儀式に使われた埴輪は、故人への思いも込められています。最高の装飾でお見送りをしたのかもしれませんね。

奈良の正倉院御物にも市松模様がみられます。正倉院裂(しょうそういんぎれ)と呼ばれる染織品は、1300年の時を経てもそのレベルの高さで楽しませてくれます。

ここにも市松模様が登場します。もし目にした時は、市松と呼ばずに「小石畳文」などとサラッと言うと、正倉院に詳しい人(もしくはオタク)として話題になりますよ。

勝利者に捧げられる市松模様は?

■□を見ているともう1つ思い浮かぶものがありませんか? モータースポーツのチェッカーフラッグも市松模様。黒と白の正方形をつないだ旗ですね。レースが終わったことを知らせる旗です。

黒白

「チェッカーフラッグを受ける」は優勝・勝利・1位になったことを意味する言葉です。モータースポーツ用語なのでマラソンなどにはあまり使われませんね。

市松模様と聞くとすごく日本的な和柄のイメージを受けますが。これをチェッカーフラッグ柄と言うとイメージがガラッと変わります。チェッカーフラッグの組合せは原則、黒と白で決められています。

チェッカーフラッグの始まりはアメリカ説・ヨーロッパ説色々ありますが、□■を並べた模様は世界共通で活躍しています。

市松模様の現状は? フレキシブルに愛されている??

もう一度点検をしてみたのですが、我が家には市松模様のグッズやはり0。マグも枕カバーもギンガムチエック。そんなにギンガム好き?! と自分でツッコミました。

そこで市松模様のグッズは販売されているのか検証に出かけました。

◆手芸用品の店
市松模様の布地を発見。でもギンガムチエック(笑)のコーナーにありました。和柄のコーナーがあるのですが、そこには麻の葉や矢絣の模様の生地が置いてありました。

◆和紙グッズのお店
ぽち袋を販売していました。瑠璃紺(るりこん)と淡黄(たんこう)を使った、抑えめの組合せが今風な市松模様を作っています。

◆和装グッズのお店
布製のポーチがありました。四角は長方形で色は3色づかい。模様の名前にはモダンという単語がプラスされています。ピンク・紺・白の組合せは和洋どちらにも似合いそうですね。

布地の市松模様は2cm大の正方形の典型的市松。色は紺・赤・緑の3種類、組合せの色はすべて白でした。バッグを作ると楽しそうです。

色のチョイスは自由、四角の形を変えても市松と呼ばれる模様。基本はあっても、フレキシブルに変えられる柔軟性がここまで続いた理由の1つかもしれません。

ギンガムチェックに目が行きがちな私ですが、これからはもう少し意識して、市松模様を見つけて使いこなしたいと思います。

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